米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで RAND「台湾よ戦闘機を削減しSAMを増やせ」 5日付Defense-News記事が、RAND研究所が発表した台湾防空戦力のあるべき姿を研究したレポート「Air Defense Options for Taiwan」の概要を紹介し、結論として、現在約330機保有している各種戦闘機を50機程度まで削減し、浮いた国防予算で地対空ミサイルを増強すべきだと主張している模様です 分析は、4つの防空体制オプションを、3つの紛争段階で検証する形を取っており、グレーゾーン事態から侵略事態までを通じた総合的な場の設定で「あるべき体制」を検討しています 膨大な170ページのレポートに目を等したわけではなく、細部に触れていないDefense-News記事を通じてのRANDレポートのご紹介ですが、中国軍のミ
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 最近、以下のような要旨のご意見を頂いたり、論調を世間で見かけたりするので、まんぐーすの思うところを綴ってみたいと思います ご指摘や戦闘機企業顧問(空自OB)の論調 (「限定戦争想定論」と称します) ●中国共産党はその支配体制の維持や存続を第一優先で考えるから、その根底を崩しかねない国際社会からの完全孤立を招く過激な作戦や「日本との全面戦争」を望むことはなく、相手の出方を見極めながら、時間をかけた長期戦覚悟のサラミ戦略で自己の権益拡大を図るだろう ●従って、まんぐーすが騒いでいる弾道ミサイルや巡航ミサイルによる日本本土への攻撃は、米国を刺激し巻き込む可能性もあることからあり得ず、想定すべきは限定的な戦争ではないか ●航空基地の無力化はそんな簡単なものではない。核でもない弾道ミサイルや巡
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 25日、米空軍のカーライル戦闘コマンド司令官が米空軍協会総会で記者団に対し、第5世代戦闘機のセンサーとしての活用、無人突破型の「弾薬発射航空機」、より小型の戦闘機搭載ミサイルや弾薬について語りました ステルス戦闘機のセンサー活用や「空飛ぶ弾薬庫」構想は、これまで技術研究者やシンクタンク等から語られ、2017年度予算案構想の中でも出てきましたが、米空軍の最前線を司る指揮官が具体的に語った事で、より現実味を帯びたと言えましょう いつ頃の実現を想定しているのか明確ではありませんが、先日、米空軍研究所が「有人F-16と無人F-16」の編隊飛行試験を実施済みとご紹介したばかりでもあり、関連でフォローしておきます 26日付米空軍協会web記事によれば ●カーライル司令官は、F-22やF-35や次
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 4日付Defense-Techによれば、米海軍が、安価な無人機の「群れ」をグループとしてコントロールする試験を今年の夏に予定し、将来の攻撃兵器や防御手段として検討しているようです。 「無人機の群れ」を最も精力的に研究しているのが、「群れ」を艦艇への脅威と切実に感じている米海軍で、「群れVS群れ」の空中戦(Aerial Combat Swarms)まで研究している科学者が存在しているそうです 先日、米海軍研究所が開発の大量同時使用を想定した滑空無人機(CICADA)が、著名科学雑誌の「2015年新たなアイディア賞」に選定されたとご紹介しましたが、米海軍のこの分野への力の入れようが感じられる出来事でした 軍事分野の研究に関し、米国の裾野の広さを改めて感じさせる米海軍の取り組みですので、こ
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 米空軍の絶頂期だった「砂漠の嵐」作戦25周年 25年前の1991年1月17日、イラクのサダム・フセインに侵略占領されたクウェートを解放すべく、「砂漠の嵐作戦:Operation Desert Storm」が開始され、約6週間の航空作戦とそれに続く約100時間の地上作戦でクウェートは解放され、イラク軍は大きな被害を受けました 同作戦をリードした米空軍を中心とした12カ国による航空作戦は、初めて実戦投入されたGPSやレーザー誘導の精密誘導兵器やステルス機が、近代的な防空システムを備えたイラク防空網と直接対決した戦いでしたが、開戦後僅か60分で、フセインはイラク軍との指揮通信や目となる監視レーダーをほぼ全て失ったと言われています このように、精密誘導兵器やステルス機と言った航空戦力が戦いを
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