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ブックマーク / p2ptk.org (42)

  • メタクソ化するアップル――Macカルトと“アップル例外主義” | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The antitrust case against Apple」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 「Macカルト(Cult of Mac)」の基的な教義は、時価総額3兆ドル企業から製品を購入すると迫害されたマイノリティの一員になれるということであり、したがってその企業へのあらゆる批判は民族的中傷ということになるらしい。 https://pluralistic.net/2024/01/12/youre-holding-it-wrong/#if-dishwashers-were-iphones これを「Apple例外主義」と呼ぼう。ビッグテック企業の中でAppleだけが善良であり、したがってその行動は善意のレンズを通して解釈されるべきだという考え方である。この美徳の源泉は都合よく曖昧なので、Appleの罪が明らかになったとて、Ma

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  • 支配階級の階級連帯を打ち砕くには | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「How to shatter the class solidarity of the ruling class」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 作家オードリー・ロードは「主人の道具が主人の家を壊すことはない」と忠告した。一方、MLK(マーチン・ルーサー・キング・ジュニア)は「法律は人に私を愛させることはできないが、私をリンチから守ることはできる」と述べた。システムを変えることとシステムを利用することの狭間に、(脱線しやすいにしても)現実的な道があるのだろう。 ロードは、自らが選択した改革メカニズムを用いても腐敗したシステムは修復できないと説いた。キングは、我々が生き続けなければ、戦うことはできないと言った。つまり、システムの中にあっても、同志たちが戦うための道具がそこにあるのなら、それが何であれシステムの終焉を早めることができる

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    AKIMOTO
    AKIMOTO 2024/04/25
  • かくしてGoogleはスパマーに敗北した | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Google reneged on the monopolistic bargain」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 驚くべきことに、かつてAltavistaやYahooをふっと飛ばし、魔法の検索ツールで世界を驚かせたGoogleが、突如クソの山になってしまった。 Googleの検索結果はひどいものだ。ページの上部はスパム、詐欺、広告だらけだ。始末に終えないのは、その広告も詐欺だらけなのだ。時には、資金力のある敵対者がGoogleを出し抜いて大金を稼ごうと大掛かりな詐欺が試みることもある。 https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/phone-numbers-airlines-listed-google-directed-scammers-rcna94766 しかし通常、こうした詐欺を働くのは

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    AKIMOTO
    AKIMOTO 2024/04/23
    もしかして、人力で選定したサイトを階層構造でリンク集として提供したらわかりやすいんじゃね?
  • 資本家は資本主義を嫌う、そして「メタになれ」と言う | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Capitalists Hate Capitalism」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 今週のポッドキャストでは、Locus Magazineに書いたコラム 「資家は資主義を嫌う」を読んだ: https://locusmag.com/2024/03/cory-doctorow-capitalists-hate-capitalism/ 「資家は資主義を嫌う」とはどういうことか? それは、「利益」と 「レント」(rent: 一般的には地代や家賃、使用料を指すが、ここでは経済学の「超過利潤(企業が競争的市場で得られる以上に享受する利益)」を指す)の違いに尽きる。資家は資お金、またはそれで買えるもの)を労働者の労働と組み合わせて、利益(資家の取り分)と賃金(労働者の取り分)を生み出す。 一方、レントは、資家が利益を生み

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  • 資本家をビビらせろ | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Precaratize bosses」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 詩人アンジェロウの「人が性を見せたら、それを信じなさい」という言葉、政治における「すべての非難は自白である」という自明の理のを組み合わせると、次のようになる。「誰かがあなたを悪徳だと非難するたびに、その人は自分自身の性を見せているのであり、あなたはそれを信じるべきだ」。 そうした非難について考えてみよう。CARES法による対コロナ緊急経済対策の小切手をめぐる道徳的パニックを覚えているだろうか? 支配階級の代弁者たちは、ありとあらゆるケーブルテレビに出演し、「こんなことをしたら、誰も働きたがらなくなるだろう」と口々に不満を漏らした。労働者は、すべて――家、子供、冷蔵庫の料など――を失うことへの恐怖心のみに突き動かされて仕事に就くのだと彼らは考えている。 こ

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  • なぜミレニアル世代はTiktokを離れられないのか(あるいはおじさん・おばさんがFacebookを離れられないのはなぜか) | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Why Millennials aren’t leaving Tiktok」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic Z世代のTiktok離れが進み、Tiktokerの中央値がミレニアル世代(あるいはさらに上の世代)になったというニュースを受けて、コメンテーターたちはこぞって、Tiktokはもはや若々しい輝きを失ってクールではなくなったのだと囃し立てている。 – https://www.garbageday.email/p/tiktok-millennials-turns だが、「なぜZ世代のキッズがTikTokから離脱しているのか?」という疑問はナンセンスだ。正しい疑問は、「なぜミレニアル世代はTikTokから離れないのか」なのだから。つまるところ、我々は「メタクソ紀(enshittocene)」を生きている。あらゆるプラットフォームは

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  • AI規制は慎重に | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「Congress Must Exercise Caution in AI Regulation」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation ワシントンDCでは最近、人工知能技術AI)で湧いている。政治家は、技術者、CEO、公益団体から夢想的なチャンスと避けがたい破滅の物語を聞き、議会がいつ、同介入すべきかを見極めようとしている。 議会はAI技術に注意を払わねばならない。AI技術の多くはとてつもない可能性を秘めている。大量の情報を抽出したり、膨大なタスクを効率的に管理することで、我々ユーザの働き方を――良くも悪くも――大きく変えるだろう。大企業や政府当局者は、AIが彼らにはコントロールし得ない形で権力を再分配する可能性を秘めていることを理解している。それが今、議会に介入を求める声が高まっている理由の1

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  • 検索チャットボット狂想曲:ChatGPTに翻弄されるGoogleのご乱心 | p2ptk[.]org

    検索チャットボット狂想曲:ChatGPTに翻弄されるGoogleのご乱心投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2023/2/262023/2/26 Pluralistic 真に驚くべきことは、検索の未来が関連資料へのリンクではないとMicrosoftが判断したことではない。検索の未来が虚言癖のあるチャットボットが吐き出した華美なパラグラフにあると判断したことだ。さらに注目すべきは、Googleもそれに同調していることである。 Bingに何十億ドルと費やしてきたのに、見向きもされてこなかった。その意味では、バカをやらかしたほうが成功の可能性はあるのかもしれない。だが、世界の検索シェアの90%以上を占める独占企業のGoogleが、なぜMicrosoftと同じ崖から飛び降りなきゃならないのか。 この件に関して、ダン・ホンのMastodonスレッドが実におもしろかった。彼はBingとGoo

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    AKIMOTO
    AKIMOTO 2023/02/26
    何をやっても支配権失わないのに株価が気になるのは名誉欲なのかな
  • なぜジェネレーティブAIはアートの世界を席巻し、著作権を無意味化するのか | p2ptk[.]org

    なぜジェネレーティブAIはアートの世界を席巻し、著作権を無意味化するのか投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/11/32022/11/3 このブログをお読みいただいている方は、記事に使われている画像が最近変わってきたことにお気づきかもしれません。以前はパブリックドメインか、CC-BY 4.0などの最小限のクリエイティブ・コモンズライセンスの写真を使用していました。ですが、以前にはPD・CC画像の膨大なコレクションを探せたGoogleの画像検索が、わずか数十枚しか表示しなくなってしまいました。自由に使える画像・写真のソースとしては、もはやほとんど役に立ちません。 そこで、従来の方法とは異なる新たなソースを試すことにしました。Stable Diffusionというツールを使っているのですが、このツールは、「テキストから画像を生成する最新のテキスト・トゥ・イメージモデル」を称し

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  • 強欲なクラウド企業の囲い込みを吹っ飛ばせ | p2ptk[.]org

    「クラウドなんてない、あるのは他人のコンピュータだけだ」。これが真実なのだから面白い。この場合の「他人」とは、クラウド事業を利用して顧客を檻に閉じ込める強欲な垂直統合型の独占企業だ。 Coalition For Fair Software Licensing(公正なソフトウェアライセンスを求める連合)は、悪質なクラウドの濫用に対抗するために団結した企業グループである。彼らの標的は、ソフトウェア、SaaS、クラウドホスティングを販売し、この3つを利用して顧客から金をむしり取って囲い込むOracleMicrosoftなどの企業である。 Bloombergに寄稿したブロディ・フォードは、この詐欺的スキームの概要をこう説明している。「統合型独占企業は、自社のクラウドシステム上で競合のソフトウェアを実行する場合に追加料金を課したり、完全に禁止している。そのため、複数のクラウドサービスを組み合わせる

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  • Netflixが頭を悩ませる『パスワード共有』問題のソリューションをAdobeが提供開始 | p2ptk[.]org

    Netflixが頭を悩ませる『パスワード共有』問題のソリューションをAdobeが提供開始投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/9/202022/9/20 TorrentFreak Netflixをはじめとするストリーミングサービスが利益の最大化を迫られていることを考えれば、「パスワード・パイラシー」の問題は今後数か月、数年にわたって繰り返し報道されることになるのだろう。そこに商機を見出したAdobeが新たなソリューションを提案している。このツールには飴と鞭があり、その戦略は顧客行動の徹底的な監視に支えられている。 オンラインファイル共有がメインストリームだったころ、エンターテイメント企業の経営陣は悔しさのあまり髪をかきむしっていた。 彼らは自社プロダクトを熟知し、手堅いビジネスを展開し、それぞれの市場の複雑さを可能な限り理解していた。彼らは「無料」に勝負を挑むのは不可能だ

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    AKIMOTO
    AKIMOTO 2022/09/20
    映画館で絶対できない体験は横に並べたデバイスで映画2本、3本、…の同時視聴だと思うが
  • プライベートを詮索し、冤罪で通報し、疑いが晴れてなおユーザを罰するGoogle――それを後押しする世界的潮流 | p2ptk[.]org

    プライベートを詮索し、冤罪で通報し、疑いが晴れてなおユーザを罰するGoogle――それを後押しする世界的潮流投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/8/242022/8/24 Electronic Frontier Foundation インターネットユーザのプライベートなメッセージやファイル、日常の写真などがテック企業によって検査され、そのデータを政府のデータベースと照合する事案が増えてきている。今に始まったことではないが、あらゆるオンライン活動を大規模にスキャンして、警察が児童性的虐待画像(CSAM)に関連した犯罪を効率的に捜査できるようにすべきだという声も高まってきている。 一方、市民の側は自分たちがどのように監視されているのかをほとんど知らない。スキャンを実施するテック企業も、彼らが協力する政府機関も、その仕組みの詳細を明らかにしていないためだ。だが、スキャンが完璧

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  • Meta、Alphabet、Amazonの株主が人権のためにできること | p2ptk[.]org

    Meta、Alphabet、Amazonの株主が人権のためにできること投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/6/12022/6/1 Access Now 来週、世界で最も強力なテック・プラットフォーム3社の株主が、人権とコーポレート・ガバナンスの差し迫った問題について声を上げる機会を得ることになる。Meta、Alphabet、Amazonの年次株主総会の開催にあたり、我々は各企業の株主に対し、企業に意味のある人権プラクティスを採用・実施させるために投票権を行使するよう呼びかけている。我々はこれらのテクノロジー・プラットフォームが人権に及ぼす影響についてさらなる説明責任を果たすよう、株主には以下の提案の支持を強く求める。 Meta 昨年、複数の内部告発者がユーザの安全よりも自社の利益を優先し続けている姿勢を明らかにした。今年のMetaの年次総会でコーポレート・ガバナンスが注

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  • 「ロシアのインターネットからの排除」要請に関するICANNからウクライナ副首相への回答 | p2ptk[.]org

    ロシアのインターネットからの排除」要請に関するICANNからウクライナ副首相への回答投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/3/112022/3/11 2022年3月2日 副首相兼デジタル・トランスフォーメーション担当大臣 ムィハーイロ・フョードロフ 親愛なる副首相 2022年2月28日にいただいたご要望に返答するために、この書簡をしたためております。まず、この紛争の渦中にある貴国国民の幸福について、個人的な懸念を表明させてください。ICANNとそのグローバルコミュニティは、貴国の痛ましい犠牲を認識し、憂慮しております。 貴殿はICANNに対し、ロシア国内で運営されている特定の国別コードトップレベルドメインの取り消し、それらドメイン内で発行されたSSL証明書の取り消し、およびロシアのルートサーバサブセットの停止により、ロシアのインターネットへのアクセスを制限するよう要請し

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    AKIMOTO
    AKIMOTO 2022/03/12
    要望乱発はウクライナの苦しさを表してるがこれは無理筋だよ
  • インターネットへの干渉を「戦時下」の名のもとに正当化させてはならない | p2ptk[.]org

    インターネットへの干渉を「戦時下」の名のもとに正当化させてはならない投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/3/112022/3/11 Electronic Frontier Foundation 我々EFFは、他の多くの人々と同じように、ロシアウクライナ侵攻に恐怖を感じている。また我々は他の多くの人々と同じように、軍事戦略や国際外交の専門家ではない。だが我々は、インターネットと市民の自由については専門的な知識を有している。だからこそ、世界中の政府がインターネット企業に圧力をかけ、インターネット・インフラに干渉していることを深く憂慮している。政治的・軍事的対応の一環としてインターネットに手を加えることは、さまざまなかたちで逆効果になる可能性がある。 すでにソーシャルメディアには強い圧力がかけられている。ロシアはFacebookやGoogleNetflixなどさまざまな企

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    AKIMOTO 2022/03/11
    “政治的・軍事的対応の一環としてインターネットに手を加えることは、さまざまなかたちで逆効果になる可能性がある。”
  • オンライン投票は現時点でも予見可能な未来でも「実現不可能」である | p2ptk[.]org

    先日投開票が行われた総選挙でデジタル権に関連した各党の公約をまとめていて、いわゆる「インターネット投票」や「オンライン投票」の実現を掲げる党が少なくないことに驚いた。私自身その実現を望んでいるが、これまでオンライン投票の実現を阻んできた種々の問題が解決したとは寡聞にして知らない。 2013年の公職選挙法改正で「ネット選挙」が解禁され、ネット上での選挙運動こそできるようにはなったが、候補者・政党への投票は現在も紙ベースで行われている。 確かに投票が自分のスマートフォンやパソコンからできればラクでいいし、遠隔地にいるだとか投票所まで行く負担が大きいという人にとっては非常にありがたいのもわかる。投票率の向上が見込めるので、有権者の声がより反映されることにもなるだろう。 だがメリットが大きい一方で、リスクはさらに大きい。一番に思いつくところでは、投票の秘密が守られないこと(その結果として生じる投票

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  • なぜPaypalはパレスチナ人にサービスを使わせないのか | p2ptk[.]org

    Electronic Frontier Foundation 長年、パレスチナ人の人権擁護団体は、イスラエルの入植者がPayPalをフルで利用できるにもかかわらず、占領地のパレスチナ人はPaypalへのアクセスを拒否されている問題を訴えてきた。パレスチナ人のデジタル権団体「7amleh」が展開するキャンペーンでは、Paypalに対し、パレスチナ住民や市民への差別をやめ、Paypalが自ら定めるビジネス行動規範と倫理を遵守するよう求めている。また、7amlehはPaypalのパレスチナ人への対応に関する詳細な報告書を公表している。 Paypalは社会的弱者へのサービス提供を拒否しているのは、今回が初めてではない。同社はこれまでも、セックスワーカーやアダルトコンテンツの販売に携わる人々への支払いをブロックしてきた。また昨年には、Paypal子会社の送金アプリ「Venmo」が、ムスリムやアラブの

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  • 大いなる力には大いなる責任が伴う:公共性と独断専行の自治を求めるプラットフォーム | p2ptk[.]org

    Electronic Frontier Foundation デタラメを信じろと? 何十年にもわたって誇大広告を見せ続けられてしまうと、企業のミッションステートメントを気に留めることなく見過ごしてしまうのは仕方ないのかもしれない。だが、そうした企業との関係を終わらせるという話になると、テクノロジー大手の掲げるモットーは邪悪さを帯びて見える。 「世界の距離を縮める」(Facebook)、「世界の情報を整理する」(Google)、「顧客がオンラインで買いたい商品が何でも見つかる」(Amazon)、「パーソナル・コンピューティングを一人ひとりが利用できるようにする」(Apple)。テック・ジャイアントの創業時のミッションには、我々のデジタルライフに欠かせない存在になりたいという願望が込められていた。 そして彼らは成功した。我々は家族の写真や家計簿、手紙といった秘密のデータをこれら企業に預けるよう

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  • それを作れば彼らはやってくる:Appleが開く世界的な監視・検閲へのバックドア | p2ptk[.]org

    Electronic Frontier Foundation iMessageで送受信される画像をスキャンするというAppleの新たなプログラムは、これまで暗号化メッセージのプライバシーとセキュリティを強く支持してきた同社の方針転換となる。このプログラムの適用範囲は現時点では米国内に限定されているが、クライアントサイドスキャン可能なエンド・ツー・エンド暗号化という歪んだ理解をもたらすことになる。Apple社は児童搾取・虐待といった問題の解決を目的として、極めて容易に監視・検閲に転用可能なインフラを構築する。Appleは(訳注:子どもの保護以外の)幅広い要求に応じることはしないと反論するが、仕組みそのものがその反論を否定しているのである。 これまで世界中の国々が、暗号化されたメッセージへのアクセスとコントロールを要求してきた。復号メッセージへの(訳注:都合のいい)アクセスは強力な暗号化とは相

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  • Googleに騙されてはいけない:FLoCは邪悪なアイデアである | p2ptk[.]org

    Electronic Frontier Foundation サードパーティクッキーは死につつある。そしてGoogleはその代替手段を作ろうとしている。 ご承知の通り、クッキーの死を嘆く必要など微塵もない。サードパーティクッキーは20年以上に渡り、ウェブ上の不気味で胡散臭い、数十億ドル規模の広告監視産業の要であった。だが、その基盤に暗雲が立ち込めるようになったことで、最大手のプレイヤーはなんとか窮地を脱しようとしている。 Googleは、サードパーティクッキーを新たなターゲティング広告テクノロジーにリプレイスするべく奔走している。その提案のいくつかは、Googleが従来の監視ビジネスモデルへの批判から正しい教訓を学んでいないことを露わにしている。稿では、おそらく最も野心的で、最も有害な影響を及ぼしうる提案の1つであるFLoCに焦点を当てる。 FLoCは、サードパーティトラッカーが行ってい

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    AKIMOTO
    AKIMOTO 2021/03/06