佐藤 達夫 2018年12月17日 月曜日 キーワード:メディア 食文化 2018年11月7日、東京都で食の安全・安心財団主催の「加工食品の安全と情報」という意見交換会が開催された。この意見交換会は、今年の春から夏にかけて『週刊新潮』が(主として食品添加物を使用した)加工食品を「危険な食べ物」として扱う記事を何度も特集したことに端を発している。 「食品添加物の役割とは何かを科学的にとらえること」を題材にして、「そもそも食の安全とは何かを考えること」が主たるテーマ。 ■『週刊新潮』の記事に端を発した意見交換会 冒頭で、主催者代表の唐木英明さんが、『週刊新潮』の特集の内容は、これまでも“いろいろなところで・たびたび”取り上げられる「食品添加物に対する非科学的な攻撃」であり、目新しい内容はまったくといっていいほどになく、科学的に反論しようとすれば容易なものばかりだと分析した。にもかかわらず(それ