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芸術とネットに関するBUNTENのブックマーク (2)

  • スイセイのこと 7|きなこ

    ☞18 お母さんと妹が骨という無機質な塊になって僕達の古い木造家屋に戻ってきてからしばらくの事を僕はあまり覚えていない。 ただ事故の後、生命保険だとか損害賠償だとか被疑者死亡で書類送検だとか民事裁判だとか僕が新聞やニュースで見聞きした覚えのある文言が、事態の終息へのあまりの煩雑さに耐えかねたサカイさんが依頼した弁護士さんとサカイさんとたまにスイセイの間で飛び交っていた事を僕は断片的に覚えている。 僕はこの時のことをずっと後になってからサカイさんから聞いたのだけれど、あの事故の時、銀色のワゴン車に乗っていた加害者はそれまで特に病気なんかしたことも無いとても健康な内装の会社の若い社長さんで、事故のその日、軽い頭痛を周囲に訴えながらも仕事先に向かって運転していた最中にくも膜下出血を起こしアクセルを踏み込んだまま意識を失ったのだと言う。その人には僕と同じ年の子どもがいた。事故からしばらくして加害者

    スイセイのこと 7|きなこ
    BUNTEN
    BUNTEN 2020/10/18
    (小説)相変わらず面白い。「ちょっとフライングで産まれてきた」500グラムだった赤ちゃん(注:俺の産まれた年だったらまずこの世にいない)とか実にきわどいラインを突いているのも凄い。
  • さよなら『ふつう』。|きなこ

    前回の『みらい』を、待ってる。の続きを書いてねと言われたので、調子に乗って書きました。おだてられると木に登るどころか天まで上がるタイプの人間なもので。 ええもう、お恥ずかしいです。 でもみらい君が退院して学校に戻ってくるお話しではなくて、ハルタが新しい学校の教室に初めて入った日に最初に出会った女の子、エマちゃんのお話しになりました。 どんなモブにも、ひとりにひとつ、その子の物語。 もしできるなら、ひとりひとりの物語を足して繋いで群像劇のようなものが書けたら、書け、書くます。 長い長い闘病を経て、一見、ふつうの子とだいたい同じような外見と身体機能を獲得した子は、生存を賭けた戦いのその後、ふつうの世界と自分の思っていたふつうの間に生じた齟齬みたいなものに苦しんだり、違和感を覚えたりしないのだろうか、そしてそもそも健康な人間としてこの40数年を暮らして来た私のふつうって何ということを書きました。

    さよなら『ふつう』。|きなこ
    BUNTEN
    BUNTEN 2020/08/30
    酸素ボンベで男の子を殴り倒すシーンが俺的にお気に入り。
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