看板メニューの名前や店の外観をまねされたとして、人気ラーメンチェーン「丸源ラーメン」側が兵庫県西宮市のラーメン店「にく次郎西宮店」側に対し、営業の差し止めなどを求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。14日付。 丸源ラーメンは全国に106店。運営会社「物語コーポレーション」(愛知県豊橋市)は申立書で、自社の「熟成醬油(しょうゆ)肉そば」と同じ名称のメニューがあり、格子で店を囲む外観の特徴や、黒のTシャツに濃紺の前掛けをつける店員の制服も酷似していると主張。丸源と混同させて客を呼び込む狙いだと訴えている。 にく次郎の運営会社「秀(ひで)インターワン」(京都市)は焼き鳥店「鳥二郎」も営業。チェーン店「鳥貴族」から2月、看板の表記差し止めを求める訴えを大阪地裁に起こされている。今回の申し立てについて見解を求めたが回答はなかった。