世界の自動車需要が前年比20%以上下落した場合、韓国の自動車業界も減産などの対応が避けられなくなると専門家は心配している。しかし需要の減少幅が前年比10%台にとどまれば、韓国企業にとってはかえってチャンスになる可能性があるとの見方もある。景気の悪化で大型車の需要は急激に減少しているが、需要が堅調な中小型車は現代・起亜自やGM大宇などの韓国企業が欧米企業よりも安く生産できるからだ。中小型車に強みを持つ日本が円高で価格競争力を失っているのも、韓国企業にとっては競争力を高めるチャンスとなっている。 LIG投資証券リサーチセンターのアン・スウン氏は「先進国での需要の落ち込みが10%以内なら何とか持ちこたえることができるが、20%以上落ち込んだ場合には韓国メーカーも減産などの対応を考えざるを得なくなる」と述べた。今年10-12月期の場合を見ると、8-10月期におけるストなどの影響で海外に納品できな