ソフトウエアは“生もの”。リリースされた瞬間から“鮮度”が落ちていく。例えば,開発者やメーカーによるテストでは見つからなかった欠陥(バグ)が,多数のユーザーに実際に使われることで,次々と発見されていく。 バグの中には,セキュリティ上の問題を引き起こす脆弱(ぜいじゃく)性も含まれる。攻撃者にとって,脆弱性は格好の標的。脆弱性を悪用すれば,コンピューターウイルスなどを容易に感染させることが可能となるからだ。 機能も陳腐化していく。リリース時点では最新技術であっても,時間がたてば,それ以上の技術が開発されて,ほかのソフトウエアには実装されていく。ユーザーの中には不満を覚える人も出てくるだろう。 以上のことは,どのようなソフトウエアにも当てはまる。Windowsも例外ではない。そこでマイクロソフトでは,Windowsを最新の状態にするプログラム(「更新プログラム」などと呼ばれる)をインターネット経
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