江戸~明治初期の地図を集めた企画展「五條の絵図をよむ」が、五條市北山町の市立五條文化博物館で開かれている。かつての地形や土地利用、幕府と旗本領の関係などが一目で分かり、現在の景観と比較しても興味深い。26日まで。 展示品は市内の旧家からの寄託品を中心に21点で、「描かれた村のすがた」「碁盤絵図--旗本船越氏領の姿」「争論・災害・吉野川」の3部構成。 「和州二見城絵図」は、1608年に領主になった松倉重政が築いた二見城の貴重な配置図。吉野川に面して北側に本丸、南側に二の丸があった様子などが分かる。