連載:博物館と社会を考える 第5回 博物館の国際的動向2016 林浩二(千葉県立中央博物館) PDFはこちらから 連載「博物館と社会を考える」 第1回 科学館は博物館ですか? (2015年5月) 第2回 博物館はいくつありますか? (2015年7月) 第3回 博物館の展示は何かを伝えるのですか? その1 (2015年9月) 第4回 博物館の展示は何かを伝えるのですか? その2 (2016年2月) 前4回から少し離れて、今回は博物館分野における国際的動向を見ていきたいと思います。ここ数年、世界の博物館界では大きな出来事が相次いでおり、また今後数年間に日本国内で計画されている大きなイベントがいくつもあります。あらゆる館種の博物館やその周辺で活動する方々にとって、それらの動向にどんな意味があるのかわたしなりに見ていきたいと思います。 1.ICOM ミラノ大会(2016) 今年、2016年は国際博
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2016年1月 7日(木) CIMAM(国際美術館会議)2015年次総会東京大会 「美術館はいかにグローバルになれるのか?」開催レポート 2015年11月7日(土)から9日(月)、国立新美術館、六本木アカデミーヒルズを会場に「CIMAM 2015年次総会東京大会」が開催されました。 今回この国際会議の実施にあたり、森美術館は事務局として携わりました。 CIMAMの2015年次総会が東京で開催 CIMAM(International Committee for Museums and Collections of Modern Art;国際美術館会議)は、世界の近現代美術館に関わる専門家によって構成される会員制団体として、1962年に創設されました。現在は63カ国、460名の会員がいます。CIMAMはさらに大きな国際組織ICOM(International Council of Museum
本稿は 2014年3月に本年報に掲載した「アメリカ合衆国の博物館入館料に関する調査⑴」に続き、⑴と同様の手法 でアメリカ合衆国の「五大湖と中西部」「フロリダと南部」「東部」の3地域 155 館の入館料及び、入館料や各種活動 を無料または割引にする制度について調査したものである。本稿は無料・割引制度の概要をまとめた前半部分と、各 館の HP にあたってデータを抽出した後半の表部分からなる。今回の調査からは、常時誰でも無料の館は 17.4%、寄 附制を採用する館は4館のみで、8割は有料館であることが分かった。一方、経済的に困難な人びとへの多様な優遇 策は、公的社会保障制度とリンクした基準の下に行われていることが明らかになった。また Blue Star Museums を通じ た軍人とその家族への優遇や、高齢者グループに対する積極的集客戦略、無料から有料への移行を目前に控えた館の 広報等、アメリ
PAPS(ぱっぷす)では、対話を通じて社会に働きかけることで、ポルノ被害や性的搾取に関する慣行・制度の改善をめざしています。例えば、AV出演強要問題では、2012年からいちはやく取り組み、制度の改善につなげようとしています。
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