Event by 佐久間 大輔 and 福島 幸宏 on 木曜日, 4月 21 2022
Event by 佐久間 大輔 and 福島 幸宏 on 木曜日, 4月 21 2022
現在ミュージアムでは、さまざまな分野のデジタル技術を背景にして、文化財や現物資料の保存や研究に新しい方法や考え方が活用され、デジタル技術を用いた展示手法の研究開発も進んでいます。 本物とデジタルの融合を図りながらあらたな価値を提供する「進化するミュージアム」実現のために、より精度の高いデジタルデータ取得法やその活用としてのコンテンツ表現や再生技術が必要とされ、様々な試みが行われています。 これらを私たちは、デジタル技術を用いた「資源・財産」ととらえ「デジタル文化財」と呼んでいます。 本シンポジウムでは、文化力向上を掲げる国レベルの動向をはじめ、「本物」と共に歩む「デジタル」の可能性とミュージアムの未来像を、背景にある技術や秘話、実例としてのデジタル展示を交えて体感いただきます。
イギリス・ロンドンの大英博物館にて、無事に春画展が開催されています。 ・British Museum - Shunga http://www.britishmuseum.org/whats_on/exhibitions/shunga.aspx ・大英博物館で「春画展」始まる NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131004/k10015023831000.html イギリスの所蔵分、アメリカからの出展分に加え、日本からは60点くらい行ってまして、そのうち40点くらいが我が館の所蔵です。で、日本側の所蔵者として、研究協力的立場というか、矢おもてに立っていろいろお世話したり挨拶したり頭下げたりするようなあれこれをしてました、という感じです。 これらは基本的にM(useum)の人のお仕事で、でも我が社にはMの機能はなく、L(ibrary)のあたしが
国立民族学博物館名誉教授 小山修三 日本の博物館は今、氷河期と呼ばれるほどに厳しい状況にあります。とくに地方の歴史や民俗資料を扱う公立博物館がそうです。博物館を法律的に定義すると歴史、民俗に限らず芸術、産業、自然などにかかわる資料を集め保管・研究し、教育的配慮の元に、一般公衆の利用に供するものです。しかし、せっかく設備を整えても最近は利用しようとする人がいないのです。博物館は、滅びてしまうのでしょうか。 博物館の維持・運営には大きな予算が必要です。今日のような厳しい不況で、財政難になると、行政はきまって「文化」から切捨てをはじめます。博物館もその一つ、費用対効果の悪さから、予算カット、人員削減が進められ、ますます活動力が低下するという悪いスパイラルにおちいってしまっているのです。なかには廃館や休館に追い込まれている例さえあります。 しかし、博物館を国が直轄する教育施設としたところに問題
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