どうやって光を遮断するかというと道具は人それぞれです。手のひらを使う人もいれば覆う場所の形に黒紙を切って使う人もいます。覆い焼きは部分的に露光を減らす作業です。他の部分にはちゃんと適正な露光を与えてやらねばなりません。覆った部分も度が過ぎれば浮き出たようになり不自然になります。 マスクをレンズに近づければその輪郭は大きくボケますが光を遮光する範囲が広くなってしまいます。逆に印画紙に近づけすぎると影がはっきり出てしまいます。狭い範囲を覆うときには印画紙に近づけ必ずマスクを小刻みに動かし境目を出さないように気を付けてください。 範囲が広い場合あらかじめ覆う形にマスクを作って置くという手もあります。 このエヘン虫に棒がついたのはよく使われるツールです。黒紙を丸く切ってその周りをギザギザと切ってやります。そこに細いピアの線を取り付けるだけです。大きさの違うものをいくつか作っておくと便利です。ピアの