ドイツ・フランクフルトにあるドイツ銀行本店(2018年2月2日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Daniel ROLAND 【4月21日 AFP】独銀行最大手ドイツ銀行(Deutsche Bank)は20日、日常業務の中で誤って同行の時価総額を上回る280億ユーロ(約3兆7000億円)もの巨額の送金を行っていたことを認めた。 同行の広報担当者がAFPに明らかにしたによると、3月16日、同行がドイツ取引所(Deutsche Boerse)のデリバティブ(金融派生商品)部門ユーレックス(Eurex)の清算・決済用の口座に送金する際に空前の誤操作が起きたという。 本来の送金予定額は明らかにされていないが、実際に送金された金額よりかなり少ないという。会計処理の誤りは毎日のように起きているとはいえ、今回の送金額は同行の時価総額240億ユーロ(約3兆2000億円)さえ上回る極めて異常なも