今回の地震や原発事故では各種の専門家がマスメディアを賑わせた。いや専門家以外、専門外のことを口にする「専門家」も大活躍していた。 佐々淳行氏「迅速な要請すべきだった、政府の統治能力欠如」 原発放水 佐々淳行元内閣安全保障室長の話 「東京消防庁は毒ガスや放射線にも対応できる高圧放水車や化学防護車を持っていて、陸上自衛隊や警視庁よりも優れた性能を備えている。なぜ、政府は真っ先に東京消防庁に要請しなかったのか。危機管理能力がゼロとしか言えない。またカナダには高性能な化学消防艇があるので、世界各国に協力を呼び掛けて日本へ集結させるべきだ。これは危機管理の問題でなく、政府に統治能力が欠如している『管理危機』の問題だ」 東京消防庁ハイパーレスキューには最初に放水の依頼が出ていた。それが水素爆発の発生によって状況が変化し、いったん引き返してもらったのだ。 ハイパーレスキューの化学機動中隊と陸自の中