渋谷と横浜を結ぶ大動脈、東急東横線には3つの廃線跡がある。1つは、東京メトロ副都心線との相互乗り入れに伴い地下化された渋谷―代官山間の地上線跡。2つ目は、みなとみらい線との直通運転開始により地下化された、東白楽―横浜間の地上線跡。そして、3つ目が、同じくみなとみらい線との直通運転開始に伴い廃止された横浜―桜木町間だ。 このうち、渋谷―代官山間は、線路跡地を利用した整備事業として、2015年に商業施設「ログロード代官山」が代官山駅付近にオープンするとともに、2018年秋開業を目指し、保育所やホテルなどを整備する「渋谷代官山Rプロジェクト」が進行するなどしている。これらの渋谷―代官山間の整備事業は東急電鉄が行っている。また、東白楽―横浜間の整備は横浜市により進められ、反町駅付近の架道橋や高島山トンネルを残す形で、「東横フラワー緑道」という遊歩道が、すでに完成している。 完工時期は5年も先送りに