オンラインゲームの利用者にエミュレーター(模倣)サーバーに接続させ、正規のゲームとは異なるゲーム空間を作りだしてプレーさせたとして、神奈川県警は近く、模倣サーバーを開設した大阪府八尾市の20歳代の無職男を著作権法違反(同一性保持権の侵害)ほう助などの容疑で書類送検する方針を固めた。 県警はゲームを利用したいずれも会社員の30歳代と40歳代の男2人も同法違反容疑で書類送検する方針。県警によるとオンラインゲームの模倣サーバーの開設者と利用者に同法違反容疑で刑事責任を問うのは、全国で初めてという。 捜査関係者によると、開設者の男は昨年6月頃、ゲーム会社「エヌ・シー・ジャパン」(東京都渋谷区)が運営する人気ゲーム「タワーオブアイオン」の利用者に、模倣サーバーに接続させ、進行速度やアイテムの入手確率などが異なる設定でゲームを利用させることで、ゲームの内容を改変させるなどした疑い。