日本人の行動パタンはなにかと外国人にはわかりにくい。たとえば現在の政界の動静を見ても、誰がどういう基準で行動しているのかさっぱりわからない。民主党も自民党も、さまざまな思想を持つ人たちの寄せ集めにすぎないからだ。 津上俊哉氏(@tsugamit)も日本のそうした現状に不満を抱く一人だ。1957年生まれ。東大法学部を卒業した後、通産省に入る。その後、外務省に出向、中国畑を歩んだ方だ。いまは役所を退職して、中国投資を専門とするベンチャーキャピタルの代表を勤める。中国経済の実践的専門家である。 津上氏執筆の「岐路に立つ中国」の書評を以前書いたこともある。私は未読だが「中国台頭」では、サントリー学芸賞を受賞している。 岐路に立つ中国―超大国を待つ7つの壁 作者: 津上俊哉出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2011/02/26メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (