由緒ある良家の心優しい次男坊として生まれ育った畠山直光(小栗旬)は 許嫁の阿古姫(柴本幸)と駆け落ちするが、次々と理不尽な目に遭遇。 森の中で盗賊の多襄丸(松方弘樹)に襲われ、阿古姫を手込めにされる。 (C)2009「TAJOMARU」製作委員会 『クローズZERO』(07)、『クローズZEROII』(09)の大ヒットで若手俳優陣の筆頭格に躍り出た小栗旬。10月スタートの”月9″『東京DOGS』(フジテレビ系)の主演、2010年公開の『SURELY SOMEDAY(仮題)』での監督デビューも決まり、イケイケ状態にある彼の最新主演映画となるのが『TAJOMARU』だ。黒澤明監督、三船敏郎主演の法廷時代劇『羅生門』(50)と同じく芥川龍之介の短編小説『薮の中』が原作だが、本作は異常なまでに過剰なアクション時代劇としてアレンジされている。原作ではただの死体としてしか登場しない非力な侍が、本作では