後藤忠政元組長(写真中央)の出家を 伝える「週刊アサヒ芸能」(徳間書店/ 4月23日号=左)と「週刊実話」(日本 ジャーナル出版/4月30日号=右) 「後藤さんが出家するらしい」 今年3月、週刊誌記者たちの間で情報が飛び交った。後藤忠政組長といえば山口組の幹部であり、「武闘派」「経済ヤクザ」として知られながら、昨秋に山口組を除籍処分となったことが話題になった大物ヤクザである。 浮き沈みの激しいアウトロー社会では、仏教や神道を信奉する人間は意外に多いが、これは「政治家なども同様。しかし、出家というのは聞いたことがありません」(実話誌記者)という。 そして、4月8日。神奈川県伊勢原市の浄発願寺で、後藤元組長の得度式が執り行われ、元組長は剃髪し、法衣を授かった。式は、親類のほか親交のある作家や弁護士など40人ほどが列席、厳かに行われたという。この寺は、93年に朝日新聞本社で自決した民族派右翼の故