■避難 各自治体の避難者数(ピーク時を含む)は、久留米市287世帯545人▽小郡市35世帯64人▽うきは市48世帯100人▽八女市304世帯623人▽柳川市59世帯113人▽みやま市99世帯208人-など。 久留米市津福本町の会社員桑原賢郎さん(46)は午前5時半に家族と近くのコミュニティセンターに避難を始めた。昨年7月と今年7月の豪雨でも避難した桑原さんは「2年前に久留米に引っ越してから避難は3度目。こんなに水害が多いとは」と疲れた表情だった。 ■冠水 久留米市では28日朝までの48時間雨量が366・5ミリに達し、8月の観測史上最大となった。旧市内を中心に、国道210号を含む80カ所以上で道路が冠水し、あちこちで交通渋滞が発生した。同市荒木町は腰の高さまで水位が上がり、動けなくなった車の列ができた。近くの40代女性は「ここまでの水位は初めて」と困惑した様子だった。 大刀洗町では同町高樋の