神奈川県小田原市の市立中学校で、1年生の女子生徒(12)が音楽室で、同級生の女子生徒(13)の背中を切り出しナイフ(刃渡り6・3センチ)で切りつけ、約1週間の軽傷を負わせていたことが、28日分かった。 小田原署や市教委によると、女子生徒は26日午前8時45分頃、音楽の授業が始まる前に、工作用ナイフで同級生に切りつけた。音楽室には、生徒約30人がいたという。小田原署は同日、切りつけた女子生徒を、傷害の非行事実で児童相談所に通告した。 同署幹部によると、女子生徒は「ここはお前の席じゃないと言われ、切りつけた。父親の国籍について、ふだんからからかわれ、うっぷんがたまっていた。脅せばいじめがなくなると思って、ナイフを持っていた」と話しているという。