近年、日本では、K-POPや韓流ドラマが盛り上がる一方で、韓国との関係は竹島問題や慰安婦問題といった政治的要因により冷え込んでいる。 そんな中、「韓国は感情的で、分からない国」という声をよく聞くが、そんな韓国側の感情や論理への理解を深められる本が『徹底検証 韓国論の通説・俗説:日韓対立の感情vs.論理』(浅羽祐樹、木村幹、佐藤大介著/中公新書ラクレ/2012年)だ。また、今年2月、韓国史上女性初の大統領に就任したパク・クネ(朴槿恵)氏。パク大統領が今後、日韓関係でどう動くか気になるところだが、彼女のしたたかさや戦略について書かれたのが『したたかな韓国:朴槿恵時代の戦略を探る』(浅羽祐樹/NHK出版新書)だ。 今回、この2冊の著者であり、日韓関係について積極的に発言している山口県立大学国際文化学部准教授の浅羽祐樹氏に「韓国における日本のプレゼンスの変化」「竹島問題」「パク・クネ大統領」などに