（凄腕つとめにん）集積回路に描く配線 ７万本：朝日新聞デジタル■ローム ＬＳＩ商品戦略本部 ＬＳＩレイアウトチーム セクションチーフ 平尾優子さん（３７） 【神沢和敬】たった６ミリ角の集積回路（ＬＳＩ）に、電気信号を制御するトランジスタや抵抗など３万個の素子を並べ、配線７万本でつなぐ。そのレイアウトを描く。 １本の配線の太さは０・１３マイクロメートル。１マイクロメートルは１千分の１ミリだ。モニターで１万倍に拡大して作業するが、「東京ドームに折り紙を敷き詰め、ひもで結ぶような感覚です」。
虫さわれない・マッチ使えない… 都会っ子先生、特訓中：朝日新聞デジタル
【中村真理、前田大輔】虫が触れない、マッチでうまく火がつけられない……。最近こんな新人教師が多いとして、東京都教育委員会が小学校教員の内定者に理科の苦手克服講座を開いている。始めた昨年は任意参加だったが、今年はほぼ全員を対象にする。各地の教委も試行錯誤している。 東京都江東区の区立南陽小学校。「見るのはいいけど、触るのはちょっと……」。教員１年目の小薗美穂教諭（２２）は、担任の５年生の教室で水槽のザリガニを見ながら苦笑いした。 大人になり、生き物がどんどん苦手に。児童はカエルやカマキリなどをつかまえてくるが、飼育は児童に任せている。大学では講義が中心で、生き物を扱う理科の観察の実習はほとんどなかったという。
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