架空請求の手口が「進化」している。今までは銀行振り込みやコンビニでのプリペイドカード購入が多かったが、最近はビットコインなど仮想通貨を購入するための口座に、コンビニから不正に入金させる手口が増えている。いったん振り込んだ金を取り戻すのは非常に困難なので、手口を知って十分に気をつけたい。(ITジャーナリスト・三上洋) 国民生活センターが注意喚起 「架空請求」は、インターネット黎明(れいめい)期からある古くて新しい詐欺だ。「有料サイト利用の料金を滞納している」「支払わなければ裁判を起こす」などと脅してお金をだまし取るケースが多いが、お金のやり取りには最新のIT技術・ネットサービスがどんどん使われている。 新たな手口の広まりを受け、国民生活センターは6月29日、「コンビニ払いを指示する架空請求にご注意!第2弾―新たな手口として仮想通貨購入用の口座が詐欺業者に利用されています―」とホームページで注