星野リゾートが福島県の会津地方で運営するスキー場「ネコマ マウンテン」は、猫魔ヶ岳の南北にまたがる大型施設だ。ゲレンデ面積は国内トップ10に入り、リフトは13基、コース数は33ある。 山の南斜面のエリアは磐梯山や猪苗代湖を望みながら開放的な滑りを楽しむことができる。一方、北斜面は標高が高く気温が低い分、パウダースノーが降り、春まで長い期間スキーが可能だ。南斜面と北斜面はもともと別のスキー場だったが、連結リフトで結ぶことで一体化。リニューアルして2023年から今の施設名となり、スキーヤー、スノーボーダーは1施設でさまざまな滑走ができるようになった。 星野リゾートがこのエリアで施設運営をスタートしたのは03年だった。経営が行き詰まっていた猫魔ヶ岳の南斜面のスキー場とその麓にある「磐梯山温泉ホテル」の運営を引き継ぐことから事業をスタート。施設は当初、星野リゾートが所有していたが、その後、運営に特