前回記事の続きです。 前回は「Haskellクイックソート計測大会2016」という事でcriterionによる速度計測の実例をレポートしましたが、計測結果を本記事で少し修正しようと思います。 Criterionの補足:初期化処理について まずはcriterionの使い方についての補足です。 というか、前回記事で使用したソースに間違いが一つあったため、その訂正になります。 前回記事で使用したソースでは、MutableなVectorに対する計測を以下のように書いていました。 しかし、criterionのエンジンは、計測コードを複数回実行し平均を取る仕組みになっています。そのため、二回目以降はソート済みの配列に対して時間計測を行ってしまっていました。 今回の配列ソートではピボットを中央から取っているため、ソート済みの配列に対しては最大効率になります。つまり前回記事の計測スコアでは、Vector関