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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (19)

  • 副業おじさんがおびえる「下流」の食品工場、そのすごさを体験してみた 実際にすごかったスイーツ作り、そして意地悪なパートさんが放った衝撃の一言【JBpressセレクション】 | JBpress (ジェイビープレス)

    JBpressで掲載した人気記事から、もう一度読みたい記事を選びました。(初出:2022年8月11日)※内容は掲載当時のものです。 「あれ、こんなところでおじさんが働いてる……」 近年、非正規労働の現場でしばしば「おじさん」を見かける。しかも、いわゆるホワイトカラーの会社員が、派遣やアルバイトをしているケースが目につくのだ。45歳定年制、ジョブ型雇用、そしてコロナ──。中高年男性を取り巻く雇用状況が厳しさを増す中、副業を始めるおじさんたちの、たくましくもどこか悲壮感の漂う姿をリポートする。 (若月 澪子:フリーライター) 日雇いバイトの「下流」の品工場 副業バイトを経験したホワイトカラーおじさんたちが、「もう絶対にやりたくない」と声を揃える現場がある。それが品工場だ。品工場は仕事が単純でつまらないうえに、危険が多く、働いているパートさんに意地悪な人が多いという証言は、これまで数々の中

    副業おじさんがおびえる「下流」の食品工場、そのすごさを体験してみた 実際にすごかったスイーツ作り、そして意地悪なパートさんが放った衝撃の一言【JBpressセレクション】 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 「慰安婦」トリエンナーレが踏みにじった人道と文化 「ヴェネチア・ビエンナーレ」以来の芸術監督鉄則3か条 | JBpress (ジェイビープレス)

    あいちトリエンナーレ「表現の不自由展 その後」の中止を巡って「何が起きていたか」式の解説を複数目にし、ただただ、ため息をついています。 というのも、この展示やその中止も「政治的」でしたが、その収拾や解説も徹頭徹尾「政治的」な文脈からなされており、およそ「国際芸術展」としての道から外れたものしか見当たらないからです。 (芸術の立場に立つ希少な例外があればご教示いただきたいです。またアート系メディアが誤った「表現の自由」程度の話で道に迷わないように、とも思っています) ジャーナリストを芸術監督に据え、「男女平等」など芸術そのものの内容とは別の切り口でのPRが奏功し、事前チケットも2倍の売れ行きであったことが報じられています。 つまりこれは「動員ありき」であって、タレント性のある有名人を「芸術監督」に選び、一日駅長相当で営業成績を稼いだことが分かります。 一芸術人としてこうした動きに早い時点か

    「慰安婦」トリエンナーレが踏みにじった人道と文化 「ヴェネチア・ビエンナーレ」以来の芸術監督鉄則3か条 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 京極夏彦氏が一挙公開、ルビと禁則処理の法則 文字詰め、改行、記号などを整理して今のスタイルに行き着いた | JBpress (ジェイビープレス)

    2018年6月2日に東京・下北沢の書店「屋B&B」で「[京極夏彦×装丁夜話]京極夏彦の版面」というイベントが開催された。このイベントを企画したのは、装丁家の折原カズヒロさんと坂野公一さん。今回は、坂野さんがこれまでに何冊もの装丁を手掛けた作家京極夏彦さんを呼んで、版面(はんめん、はんづら)づくりの詳細を語ってもらった。 今回はその後編である。 前編はこちら http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53511 ルビを振る基準のマニュアルを作成 版面をパッと見たときに、ルビの存在はかなり大きなウェイトを占めていることがわかります。傍点よりも存在感があるわけで。難読漢字には比較的画数の多い漢字が多いです。画数の多い漢字の横にルビがあるかないかは、大きな問題になります。 さらに、ルビには位置の問題があります。肩付き、中付き、3字ルビ(1文字の漢字に3文字のルビが

    京極夏彦氏が一挙公開、ルビと禁則処理の法則 文字詰め、改行、記号などを整理して今のスタイルに行き着いた | JBpress (ジェイビープレス)
  • 札幌の大爆発で死者が出なかった科学的根拠 高校の化学で考える「消臭スプレー缶爆発」とプロパン爆発の違い(1/5) | JBpress(日本ビジネスプレス)

    札幌の飲店で爆発、42人負傷 原因調査続く。写真は消防ヘリ。東京で(2017年1月6日撮影、文とは関係ありません)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP〔AFPBB News〕 札幌市豊平区で12月16日夜に発生した雑居ビル爆発火災事故、当初は「プロパンガス」が爆発か、などと見られていました。 ところが、不動産仲介業者が「消臭スプレー缶」のガス抜きをしたのち、瞬間湯沸かし器で手を洗おうとして引火したのが実際に起きた爆発で、プロパンガスによる火災は2次災害だった詳細が報道されるに及び、にわかに「スプレー缶は怖い」といった論調の解説があふれ返っているようです。 中には「ボイスチェンジャーのスプレー缶も怖い」といった芸能人コメントもありました。 もっとも、アヒルのような声になるこのスプレー缶の中身はヘリウムで、およそ爆発とは縁遠いものです。 適切な訂正などなされないままマスコミから混

    札幌の大爆発で死者が出なかった科学的根拠 高校の化学で考える「消臭スプレー缶爆発」とプロパン爆発の違い(1/5) | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは? ネアンデルタール人との決定的な「遺伝的違い」が明らかに | JBpress (ジェイビープレス)

    ヒトは約6万年前にアフリカを出て世界中に広がり、その後今日に至るまで人口を増やし続けてきた。そしてこの6万年間を通じ、科学や芸術を発展させて文明を築き、産業や貿易を発展させて地球規模の市場を築き、地球環境を大きく変える力を手に入れた。 たった一種でここまで地球環境を変えた生物は、生命の歴史上初めてだ。ヒトはわずか6万年の間に、どうやってこれほどの力を手に入れたのだろうか。 その謎を解く手がかりが、ヒトゲノムの研究から得られてきた。今回はその最新の成果を紹介し、ヒトという種の驚異的能力の背景について考えてみよう。 ネアンデルタール人との出会い 「ヒト(ホモ・サピエンス)」はアフリカで進化し、約6万年前にアフリカを出て地球全体にひろがったのだが、実はヒトより先にアフリカを出てユーラシア大陸にひろがったホモ属の化石人類が少なくとも2種いたことが分かっている。 その一方は、西アジアからヨーロッパに

    6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは? ネアンデルタール人との決定的な「遺伝的違い」が明らかに | JBpress (ジェイビープレス)
  • 人間をいとも簡単に奴隷にさせる戦慄のメカニズム HONZ特選本『尼崎事件 支配・服従の心理分析』 | JBpress (ジェイビープレス)

    (文:内藤 順) 尼崎事件は兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が監禁・虐待され、死へ追いやられた連続殺人事件である。 首謀者の角田美代子は、長年にわたり、様々な家族を乗っ取り、金を脅し取ったうえで、崩壊させていった。その過程では、少なくとも9人が死へ追いやられており、しかも角田美代子が直接手を下すのではなく、取り込んだ家族を意のままに操り、家族同士で暴力を振るわせ壊滅させたことが特徴とされる。 逮捕から約1年後の2012年12月12日、角田美代子は留置場で自殺した。そのため事件の真相が永遠に解明されない可能性は高い。だがそれを、巻き込まれた一人の人物の視点へ着目することによって、この事件がどのように起こりえたのか解明しようと試みたのが、書『尼崎事件 支配・服従の心理分析』だ。 著者は、被告人Aの弁護団から依頼され情状鑑定を引き受けた、心理学者および情報科学研究者のグループ。実際に、裁判で提

    人間をいとも簡単に奴隷にさせる戦慄のメカニズム HONZ特選本『尼崎事件 支配・服従の心理分析』 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 「卵、食べてもいいんだ」と気づいた日本人 卵料理、その多様化の秘密を探る(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    人は卵を年に329個べているそうだ。ほぼ1日1個。メキシコ、マレーシアについで世界第3位だという。 「卵、そんなにべてたっけか」と、驚く人もいるだろう。でも、実感がわかないとしても、それなりの理由は思い浮かぶ。 卵料理はあまりに多様なため、卵を摂っている意識が起きにくいのだ。茹でる。混ぜてから焼く。そのまま焼く。生でかける。炒める。とじる。そしてほかの材と混ぜあわせる・・・。 仮に、卵のべ方が「茹でる」だけなら、「ほぼ1日1個」の意識はもっと強まったにちがいない。 そんな卵を、昔の日人はほぼべていなかったという。これも驚きだ。卵がなかったわけではないのに、である。卵をほぼべなかった時代から、これほど多様な形で卵をべる時代へ。その変わりぶりに理由がないわけがない。 そこで、べ方の多様化がどうして起きたのかという興味をもちつつ、今回は卵に目を向けてみた。 前篇では、日

    「卵、食べてもいいんだ」と気づいた日本人 卵料理、その多様化の秘密を探る(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
  • ノーベル賞がいくつあっても足りない重力波の観測 その感動を伝えられない大手メディアに価値なし | JBpress (ジェイビープレス)

    米首都ワシントンのナショナルプレスクラブで開かれた記者会見で重力波の初観測について発表するLIGOのデービッド・ライツェ所長(2016年2月11日撮影)〔AFPBB News〕 最初に経済誌コラム的な部分を書けば、この業績が事実と認められたら間違いなくノーベル賞を取るに決まっています。 あれは毎年出るもので、珍しいものでも何でもない。日国内で基礎科学の賞として話が通りやすいのでノーベル賞、ノーベル賞と言いますが、今回のケースは、そんなレベルにとどまる話ではなく、事実ならば画期的な新たな一歩を私たち人類の宇宙理解にもたらすことになります。 それに関連していくつか記してみたいと思います。 何が素晴らしいのか? 最初に、この業績の何が画期的で素晴らしいのかを端的に記しておきましょう。 「ブラックホールが直接観測できるようになる」という、私が生きている間には不可能ではないかと思っていた、新しい科

  • 危ないのは夏より冬だ! いとも簡単に発生する食中毒 味の社会学(第17回) | JBpress (ジェイビープレス)

    中毒」というと、O-157やノロウイルスなどの発生事件を思い浮かべて、あってはならない恐ろしい出来事だというイメージを抱くかもしれません。 しかし品は、条件が揃いさえすればいつだって腐敗し、細菌が繁殖します。その状態の品をべたり接触することによって、中毒は容易に発生し得るのです。 ここに興味深いデータがあります。厚生労働省が毎月発表している「中毒」の月別発生状況です。平成24年と平成25年の1年間の発生人数をグラフにしてみました

  • ドイツも騙された慰安婦報道の虚偽 朝日新聞の大誤報が日本人に与えた屈辱と悲しみ | JBpress (ジェイビープレス)

    朝日新聞のしてきたことや、その姿勢について、私が今、ここで繰り返すことはしない。それは、すでに多くの人が熟知していることであろうし、もし、自分の知識が足りないので、もっとちゃんと知りたいと思う人は、氏のこの稿を読めばよい。 母国の新聞がもたらした海外生活での孤立感 韓国・ソウルの日大使館前で、被害女性を象徴する韓国少女像を囲む元慰安婦の女性たち(2011年12月14日撮影)。©AFP/JUNG YEON-JE〔AFPBB News〕 なぜに私がこれほど心打たれたかというと、氏が、外国に住まわれて、この問題と戦っておられたことと関係がある。慰安婦問題が、外国に暮らす日人にとって、どれほどの苦難をもたらしたかは、おそらく日にいる人たちには分からないのではないか。 今までこのせいで、いかに悔しい思いをしたか、いかに悲しい思いをしたか、氏の叫び声が聞こえるような文章を目にして、それが今さらな

    ドイツも騙された慰安婦報道の虚偽 朝日新聞の大誤報が日本人に与えた屈辱と悲しみ | JBpress (ジェイビープレス)
  • 健常者に勝った義足の陸上選手が巻き起こした議論 最先端技術による身体能力向上はどこまで行くのか | JBpress (ジェイビープレス)

    7月26日、南ドイツのウルムという町でドイツ陸上選手権が行われた。そこで、走り幅跳びの1位に躍り出たのが、マルクス・レーム(Markus Rehm)、25歳。右足が義足の身体障害者だった。つまり、身障者の選手が通常の試合に参加し、健常者である他の選手を尻目にドイツ選手権1位を物にしたのである。 ところが、その直後、いろいろな問題が勃発した。このドイツ選手権は、8月12日からチューリヒで開かれるヨーロッパ選手権の選考会でもあった。普通なら、ドイツ大会の上位入賞者がヨーロッパ大会に送り込まれる。ところが、1位を取ったレーム選手は、ヨーロッパ選手権には進めないことになった。 何故か? 彼の義足が跳躍力を大幅に上げているという疑念が持ち上がり、ドイツ陸上競技連盟が、レーム選手の派遣を認めなかったのである。 自己最高記録を次々と塗り替えた義足の選手

    健常者に勝った義足の陸上選手が巻き起こした議論 最先端技術による身体能力向上はどこまで行くのか | JBpress (ジェイビープレス)
  • ゴミの分別などおやめなさい、そして国際化を 外国人に大人気のゴミ処理業、明るく孤軍奮闘 | JBpress (ジェイビープレス)

    国民は極めて真面目である。そういうランキングは世界にないのだろうが、あれば恐らくトップスリーに入るのではないだろうか。昨年の東日大震災の際にも世界から驚嘆の目で見られたのも、真摯な国民性によるところが大きい。 しかし、この真面目さや我慢強さは一方で危険な面も持っている。自分の意見を貫くことよりも和をもって尊しとするために、強い意図、あるいは既得権益を守りたい人たちに乗せられやすいのだ。 第2次世界大戦へ向かった日の例までさかのぼることをしなくても、あれだけ大規模な原発事故を起こしても、既得権たっぷりの原発村の強固な組織を崩すことができない。また、日の成長や発展はそっちのけで自らの既得権益を守ることを最優先する官僚組織にもなかなかメスが入らない。 ゴミは分別した方がエコというのは当か

    ゴミの分別などおやめなさい、そして国際化を 外国人に大人気のゴミ処理業、明るく孤軍奮闘 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 米国テレビ業界を震撼させたネットドラマ 視聴者のお望み通りに制作して大ヒット | JBpress (ジェイビープレス)

    2010年、米国のDVDレンタル業界の最大手、ブロックバスターと、業界第2位だったムービーギャラリーが相次いで経営破綻した。その結果、1980年代から米国人の生活の一部となっていたビデオやDVDのレンタルショップは、町からすっかり姿を消してしまった。 レンタル業界が急速に落ち目になったのは、映像ストリーミングサービスの台頭が原因だ。米国では「DVDはすでに古い」というイメージになりつつある。 現在ストリーミングサービスの最大手会社はネットフリックスである。米国内だけでも2700万人が利用している。ネット通販サイトのアマゾンも、映像ストリーミングサービスを開始した。他にも、急成長しつつあるストリーミング業界に参入しようとしている会社は数社ある。 この2月、ストリーミング業界の先頭を走るネットフリックスが、ある試みを行った。この出来事が、「テレビ界に挑戦状を叩きつけた」としてメディア業界で大き

    米国テレビ業界を震撼させたネットドラマ 視聴者のお望み通りに制作して大ヒット | JBpress (ジェイビープレス)
    isaisstillalive
    isaisstillalive 2013/02/25
    毎週龍騎13ライダーズみたいなのかと思ったら全然違った。要するに「早く走る馬車を作ったら売れた」という話。自動車は作れない
  • 日米安保破棄を真剣に検討し始めた米国 米軍の再編がもたらす日本の危機にどう立ち向かうか | JBpress (ジェイビープレス)

    1.はじめに―クリントン国務長官論文 ヒラリー・クリントン米国務長官が“Foreign Policy”誌(10月11日号)に「これからの世界政治はアジアで決まる。アフガニスタン、イラクでではない。米国はこれからもアクションの中心にい続けるだろう」と題する長大な論文を発表した。 筆者の若干の私見を加えて要約すれば、その論旨は以下の通り。 (1)米軍は経済力減退に伴い引き続き「世界の警察官」を全うするに足る戦力を維持することができない。 従って、今後は、重点戦域を定め、一部からは思い切って撤退し、特定戦域に戦力を集中して配備する必要がある。 (2)しからば、重点的に米軍を配備する正面はどこにするか。それは中国が台頭し、米国の経済的利益も大きいアジア太平洋にほかならない。 (3)アジアにおける冷戦後の重点配備は、日韓国であった(合計で5万人強の米軍を配備)が、これを見直す(日に対する戦略的

    日米安保破棄を真剣に検討し始めた米国 米軍の再編がもたらす日本の危機にどう立ち向かうか | JBpress (ジェイビープレス)
  • 「4K2K」でテレビは新時代に、でも誰が見るのか? 最先端技術がメーカーの独りよがりに終わる懸念 | JBpress (ジェイビープレス)

    国内最大の電機・IT系の総合見市である「CEATEC JAPAN 2011」が10月初旬に開催された。多くのメディアが最先端技術をリポートする中で、新たな目玉として一際大きく扱ったのが映像技術の「4K2K」だ。 韓国のサムスンやLG、台湾中国の新興メーカーの台頭で地盤沈下が続く中、日の電機メーカーが起死回生で発表した4K2K。果たして日メーカーの救世主となり得るのか。 「解像度競争」を繰り広げる日メーカー 「4K2K」に関しては、各種専門媒体を中心に様々な情報が伝えられている。稿では、あくまでも一般の消費者目線に立ってこのテーマを読み解いていく。あらかじめご了承されたい。 多くの新聞やテレビの一般ニュースで伝えられた今見市の目玉「4K2K」とは、水平画素数4000、垂直画素数2000程度の解像度を有するビデオフォーマットを指す。 現状、コンテンツが増えつつあるフルハイビジョン

    「4K2K」でテレビは新時代に、でも誰が見るのか? 最先端技術がメーカーの独りよがりに終わる懸念 | JBpress (ジェイビープレス)
    isaisstillalive
    isaisstillalive 2011/10/17
    普通に「裸眼でも立体的に見える」って書かれてるってことはもう3Dテレビがデフォルトなの? 裸眼立体視に利用するなら水平画素数が二倍なのは利点だろうけど
  • 多収量イネは「第2の緑の革命」を実現できるか 日本のコメが世界の食糧危機を救う(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    あるイネから、コメの収穫量の増加につながる遺伝子が見つかった。名古屋大学の芦苅基行教授は2005年に、コメの粒数の増加に関わる遺伝子を発見。さらに2010年には、穂の枝数の増加に関わる遺伝子を発見した。 次々と発見した遺伝子を、今度は主要な品種のイネに導入する時が来た。日での主要な品種と言えば「コシヒカリ」。世界的に有名な品種と言えば「日晴(にほんばれ)」だ。それぞれに対してこれらの遺伝子を導入する段階に進んでいる。 芦苅教授が目指すのは、開発したイネによって世界の糧危機を救うこと。実現すれば、「第2の緑の革命」と呼ばれるようになるかもしれない。 前篇で紹介したとおり、イネに生る果実「コメ」の収量を増やすには、「粒の数を増やす」「粒が生る穂の枝の数を増やす」「粒そのものの体積を増やす」などの手法が主に考えられる。 名古屋大学生物機能開発利用研究センターの芦苅基行教授は、第1の手法と第

    多収量イネは「第2の緑の革命」を実現できるか 日本のコメが世界の食糧危機を救う(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 収穫50%増!多収イネの遺伝子を突き止めた 日本のコメが世界の食糧危機を救う(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    文化のみならず、日の社会そのものをつくってきたのが、日人の主「コメ」だ。日における稲作の歴史は5000年以上にもなる。 戦後、日のイネに品種改良の技術が導入され、コメ作りは進化を遂げてきた。さらに21世紀、イネゲノムが完全解読され、遺伝子を特定して生かす時代を迎えた。 そうした中で今、昭和の一時代を築いた日発のイネが、世界の糧危機を救おうとしているという。そのイネには「収量増」という新しい力が注入された。 日では紀元前3500年ごろから稲作が行われてきたという。大陸から日に入ってきた数多くのものの中でも、コメほど定着したものはないだろう。 日のコメはインドや中国南部で育てられていたものが伝わってきたとされており、その経路には諸説ある。 長江沿いに東に進み、朝鮮半島を経て西日へ伝わったとする説。対馬を越えて九州へ届いたとする説。台湾から沖縄を経てやって来たとする

    収穫50%増!多収イネの遺伝子を突き止めた 日本のコメが世界の食糧危機を救う(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 揚げ物ではなかった「とんかつ」誕生秘話 豚肉の炒め焼きが遂げた画期的な進化とは | JBpress (ジェイビープレス)

    サクッという衣の歯ごたえのあとにじゅわっと押し寄せる肉の脂。ごはんを一口、味噌汁少々。キャベツを豪快に頬張って口直しをしてから、また次の一切れ。 とんかつ、キャベツ、味噌汁、ごはん。この最強の組み合わせを前にすると、べることに夢中になって、決まって無口になる。 「とんかつは和洋中のどれ?」と聞かれたら、十中八九の人が「和」と答えるだろう。ごはんと味噌汁、という和に欠かせない品々との相性を考えたら、そう答えて当然という気もする。 だが、考えてみてほしい。とんかつは、肉料理である。「なにを当たり前のことを!」と言われそうだが、ちょっとガマンして読み続けてください。 日に「肉」の習慣はなかった 日では、7世紀後半から肉が表向き禁じられてきた。一般に肉をべるようになったのは、鎖国が終わりを迎え、文明開化の時代になってからのこと。その間、およそ1200年。肉を使った調理法や、肉料理

    揚げ物ではなかった「とんかつ」誕生秘話 豚肉の炒め焼きが遂げた画期的な進化とは | JBpress (ジェイビープレス)
  • 和洋折衷の奇跡の産物、その名は「あんパン」 饅頭の進化形として誕生、明治天皇もとりこに | JBpress (ジェイビープレス)

    もちっとした甘い生地に、びっちりと詰まったこし餡。かじるとふんわり甘酒の匂いが広がる。真ん中のくぼみにのっている桜の塩漬けが、餡の甘さを引き立てる。 パンというより、もはや和菓子の域。1つべると、決まってもう1つべたいという気にさせられるところがニクイ。 「木村屋總店」の酒種を使った、桜あんぱん(1個147円)。その記念すべき最初の1個が披露されたのは、1875(明治8)年4月4日。向島の水戸藩下屋敷を訪れた明治天皇へ、献上品として差し出されたものだった。 作ったのは、木村屋の創業者・木村安兵衛と、その息子・英三郎である。 安兵衛は、もともと常陸国河内郡田宮村の出の下級武士だった。維新によって職を失った安兵衛は、東京府授産所の所長を務めていた家の当主・木村重義の口利きで、授産所の事務の仕事に就いた。授産所とは、職を失った武士のために新政府が設けた、今で言う職業訓練施設のような機関で

    和洋折衷の奇跡の産物、その名は「あんパン」 饅頭の進化形として誕生、明治天皇もとりこに | JBpress (ジェイビープレス)
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