2021年2月に発売された書籍『イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相』(扶桑社)はイスラム思想研究者・アラビア語通訳の飯山陽さんが、日本の学者・メディアによるイスラムについての「通説」をイスラム思想や歴史、実際にあった出来事から問い直しました。累計部数が3万2000部(電子版含む)を突破するなど、注目を集めました。 その飯山さんによる最新刊『中東問題再考』(扶桑社)が4月28日(木)に発売されます。 「中東問題についての日本のメディアの報道と、それについての『専門家』と称される人々の解説は偏向しているだけでなく、ウソが多い」と飯山さんは言います。 本書では、飯山さんが従来の中東報道を分析し、検証。中東の実情を伝える内容となっています。 「中東では、米国の同盟国も中国やロシアと経済的、軍事的に深く結びついているため、両国の影響を免れません」(飯山さん) 日本は原油の約9割、天然ガ