令和3年9月24日 理化学研究所 ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 株式会社JEOL RESONANCE 科学技術振興機構(JST) 非常に低い温度に冷やされた物質の電気抵抗がゼロとなる「超電導」現象は、エネルギーロスの小さい送電線やリニアモーターなどへの応用が進められています。「永久電流」は、超電導状態にあるコイルに、外部からの電流供給なしで電気が流れ続ける現象で、これにより発生する強力な磁場を利用したのが核磁気共鳴(NMR)装置です。NMR装置は、外部電源で超電導コイルに電流を供給したのち、コイルを電源から切り離して回路を閉じることで、永久電流運転に移行します。この際、コイル部分の超電導線材だけではなく、スイッチなどの接合部分も超電導状態でなければならないため、「超電導接合」の技術が不可欠です。近年、液体ヘリウム温度(マイナス269度)で超電導状態になる「低温超電導」に対
日本の製造業「悲観論」を信じていいのか…? 「日本の製造業が衰退している」ということが、ここ最近言われている。確かに、4月28日の「東芝、マクドナルド、日産…日本企業をぶっ壊す『プロ経営者』たちのヤバい実態」、2019年8月6日の「従業員の不信を引きずったパナソニックに復活はあるのか?」で触れた、東芝、日産、パナソニックを始め、2012年に破たんしたエルピーダメモリ、シャープなどを見ると、高度成長・バブル時代に日本経済をけん引していた製造業は「いったいどうしたんだ?」と感じても不思議ではない。 大企業の主流を占める最終製品を製造する「組み立て業」において、日本企業の力が衰えているのは否定できない事実だと思う。 しかし、先端技術を駆使した製造業において最も大事なのは「組み立て」ではない。「材料」、「部品」、さらには「組み立て」を行ったり部品を製造したりするのに必要な「製造装置」である。この分
「金科玉条」という言葉がある。人や組織が絶対的な拠り所として守る法や規則、信条などを意味するが、転じて、融通が利かない例えとしても用いられている。まさに、安全保障分野の研究を忌避し、タブー視する日本学術会議にとって、「戦争を目的とする科学の研究は、今後絶対に従わない」とした1950年の声明は、金科玉条そのものだろう。 「戦争を目的とする科学の研究は、今後絶対に従わない」とした1950年の声明は、日本学術会議の金科玉条そのもの (JIJI PRESS PHOTO) だがその後、この声明に関連して、同会議では何度も喧々諤々の議論が繰り返されていたことはあまり知られていない。加えて、第二次世界大戦の敗戦国として国連加入も認められていなかった55年には、一部の戦勝国が反対する中で日本の南極観測に道を拓き、その後、南極への輸送を海上自衛隊に委ねる判断を下したのも同会議だったという。 そうした知られざ
話題の本、『日本史サイエンス』を読み、著者の播田安弘さんに会いたいと思った。これは私の悪い「癖」(?)だが、本を読んで感動すると著者にどうしても会いたくなる。 その最初は20歳、宮澤賢治先生だった。岩手県花巻市の生家を訪ね、ご令弟の宮澤清六さんにお目にかかったが、それが後に、私が「もの書き」という仕事を選ぶことにつながった。 次が1981年、34歳の時に読んだ京都大学ウイスル研究所、畑中正一さん(現、京都大学名誉教授)の『がんはどこまでわかったか』(講談社サイエンティフィック)だ。「取材」という名目でお訪ねし、8時間におよぶインタビューに応じていただいたが、以降、私がウイルス学を取材し続ける契機となった。 作家の吉村昭さんをご自宅にお訪ねしたのはその数年後だったと思う。2度お訪ねし、徹底して史実を調べあげ物語を構築する“技”を多く学ばせていただいた。 そして「著者に会いたい」の4回目が、『
触る、震える、回す。これからは触覚に訴える時代だ #CEATEC20192019.10.18 13:307,898 小暮ひさのり Tags : テクノロジーAV機器乗り物クルマレポートイベントCEATEC そうね「触る」って気持ちよさ、大事よね。 CEATEC 2019、ALPSALPINEブースでは、タッチのその先へ。「触る」ことをもう1段階深堀りしているテクノロジーが展示されていました。 ALPINEと聞くとカーナビ!としか思い浮かばなかったんですけど、いろんな技術を研究しているんですね。 Photo: 小暮ひさのりこちらは車のウインドウロックやウインドウの昇降などを操作できるタッチセンサー。木目や金属などの質感を再現する加飾印刷と静電検出スイッチを融合させることで、インテリア的な美しさと操作性を両立しています。 Photo: 小暮ひさのり印刷なので色々なパターンが作れますし、デザイン
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