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bookと大衆文化に関するjudgeerのブックマーク (1)

  • 日本のカーニバル戦争 ベンジャミン・ウチヤマ(著/文) - みすず書房

    紹介 総動員令が発令されても、「帝国臣民」は息をひそめ、ただ受け入れたわけではない。統制が厳しくなるにつれ、大衆は無遠慮、不謹慎、価値倒錯的な行動さえとるようになり、メディアもそれを煽ったのだ。日中戦争の従軍記者は、戦場での「百人斬り競争」をこぞって報じ、銃後はその記事に飛びついて、文字通り「消費」した。「スリル」という日語も、この頃生まれた。 20世紀初頭のロシアの文学理論家バフチンは、このような状況を「カーニバル」と呼んだ。社会の通常のルールが一時的に適用されなくなり、既存の階層構造が壊されて平準化する、過渡的な瞬間のことだ。そこでは強者が貶められ、弱者や一癖ある者がコミュニティの「カーニバル王」に祭りあげられる。こうして「カーニバル戦争」は「大衆に、積した不満を吐き出すセラピー効果のある通気口を提供」した。 その象徴的な存在として書が取り上げるのは、①「スリル・ハンター」になっ

    日本のカーニバル戦争 ベンジャミン・ウチヤマ(著/文) - みすず書房
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