サガン鳥栖の元日本代表GK権田修一(28)が、古巣のサポーターに涙で謝罪した。 16年1月まで所属したFC東京と初めて対戦し、3失点。1-1の後半31分、強引に飛び出して味方のFW豊田と交錯し、ハイボールをキャッチできず。下部組織の後輩だったMF橋本に勝ち越し点を献上すると、同41分にはDFキム・ミンヒョクとの連係ミスで3点目を奪われた。「勝てた試合を僕のミスで。東京の皆さんにも元気な姿を見せたかったけど」。試合は残り2分から追いつく劇的な展開だったものの、最後尾で、ふがいない失点を連発した。 試合が終わると、応援してもらった東京の応援席へ歩み寄った。サポーターに近づく前から涙があふれ出し、膝から崩れ落ちる。両手も地面につけて号泣し、顔を覆って泣き続け、最後は手を合わせて謝った。試合では容赦なくブーイングしていた、かつてのファンも、泣きじゃくる権田を見て「頑張れよ!」と激励や拍手を送るしか