この春に大学院工学研究科情報理工学専攻を修了した吉田慶章さんが、情報処理学会「平成20年度山下記念研究賞」を受賞しました。この賞は、同学会の研究会やシンポジウム等での研究発表の中から特に優秀な論文を選び、専門の研究者らによる精査を経て決まるもので、同学会の中でも特に権威のある賞として知られています。 受賞対象の論文のテーマは「オントロジーを用いたニュース理解支援方式」です。オントロジーとはインターネットなどで文書検索をする場合、従来は「単語単位で類義語を含む文書を検索」していたのに対し、「意味内容を含んだ検索」までを可能にする高度な技術です。吉田さんは付属高輪台高校から電子情報学部情報メディア学科に入学し、3年次で飛び級制度で大学院に進学しました。オントロジーを用いた知識支援の研究に力を注ぎ、「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」「基本情報技術者試験」など数々の資