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ブックマーク / resou.osaka-u.ac.jp (3)

  • 青色半導体レーザーを用いた害虫の撃墜

    大阪大学レーザー科学研究所の藤寛特任教授、山和久教授らの研究グループは、害虫をレーザー光で駆除する際の急所を世界で初めて発見しました。使用した害虫は薬剤抵抗性を持ち農作物に甚大な被害をもたらすハスモンヨトウ(蛾の一種)とよばれ、急所が胸部や顔部であることを突き止めました。 これまでの害虫駆除は化学薬剤の使用が主流でしたが、近年、害虫が薬剤抵抗性を持つようになり農薬が効かなくなってきました。今回のレーザー光の手法を使えば、これらの害虫の駆除が可能です。農業では世界の農作物生産額165兆円のうち26兆円の農作物が害虫・害獣被害により失われています(2017年)。この農作物被害を防いで、今後の世界的人口増加に伴う糧不足も解決します。 今回、当研究グループは、ハスモンヨトウの各部位に青色半導体レーザーからパルス光を照射する実験を通じて急所が胸部や顔部であることを見出しました。また、飛んでいるハ

    青色半導体レーザーを用いた害虫の撃墜
  • 我が国独自の手法でレーザー核融合点火が射程内に 世界一の効率で太陽内部200億気圧の極限状態を地上に実現

    ・世界最大級のパワー(瞬間的出力が世界中で消費される電気パワーの1000倍)を誇るLFEXレーザーを用いて、世界一の効率で太陽中心の1/10に匹敵する超高圧力状態(200億気圧)のプラズマの生成に成功しました。 ・高速点火方式という独自の高効率レーザー核融合方式の燃料加熱の物理機構が明らかになり、核融合点火が射程内に入ってきました。 ・今回の成果は、レーザー核融合研究で最も進んでいる米国に比べて、5倍程度の効率で超高温・超高圧力のプラズマの生成に成功しており、世界一の高効率でレーザー核融合実現に向け大きく前進したことを意味します。 ・今回の成功のカギの1つは、超高強度のレーザーでプラズマを加熱しつづける長時間加熱です。大阪大学のLFEXレーザーは、比較的長時間(それでも僅か1兆分の1秒)の加熱が可能で、他の施設にはない特徴です。 大阪大学レーザー科学研究所(所長 兒玉了祐)の藤岡慎介教授と

    我が国独自の手法でレーザー核融合点火が射程内に 世界一の効率で太陽内部200億気圧の極限状態を地上に実現
  • 宇宙開闢や真空物理の謎の解明へ!「マイクロバブル爆縮」の3次元シミュレーションに成功

    ・我々の宇宙を構成する「真空」の物理は、未だ謎に包まれている。 ・真空は、素粒子である電子・陽電子 という「粒子と反粒子 のペア」が想像を絶するほど短時間の間に生成・消滅を繰り返していると考えられている。これらのペア生成粒子を、我々の空間に長時間出現させるには、現在のレーザー技術によって達成できる電界値の一千万倍以上(シュウィンガー極限 )が必要とされている。 ・今回、これまでの研究で発見した「マイクロバブル爆縮」という特異な生成原理について、3次元シミュレーションを行い、このバブルの最大圧縮 時の密度が、原理的に、シュウィンガ―極限電場を達成し得る、個体密度の数十万~百万倍にまで増大することを発見した。

    宇宙開闢や真空物理の謎の解明へ!「マイクロバブル爆縮」の3次元シミュレーションに成功
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