ウクライナ軍がザポリージャ州で地雷原や対戦車塹壕、コンクリート製の障害物「竜の歯」を向こうに回して攻勢を強める中、ロシア軍は長距離攻撃が可能な新型高性能ミサイルを搭載した攻撃ヘリコプターで反撃している。 英国防省が7月27日に発表した最新の情報分析によると、ザポリージャ州の戦線で「最も効力を発揮しているロシアの兵器システムの一つ」が、攻撃ヘリコプターKa52、通称ホーカムだ。しかも、シリアでの戦闘経験を通じて開発された派生型の新機体、Ka52Mが配備されているという。Ka52Mは、最新の電子工学照準タレット、先進的な通信システム、殺傷力の高いミサイルなどの新型兵器を搭載できる兵器管制システムを備えているとされる。 英国防省の分析は「Ka52部隊のもう一つの重要な改良点は、新型対戦車ミサイルが統合されたことだ」と続く。「射程およそ15kmのLMURだ。Ka52の搭乗員はこの好機を逃さず、ウク