インフラや航空宇宙など様々な事業に取り組むIHIが、燃焼しても二酸化炭素を排出しないアンモニア事業に力を入れている。脱炭素戦略の切り札になるのか。アンモニアの可能性についてIHIの井手博社長に聞いた。――I…
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二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーとして注目される「水素」。日本は、水素を燃料とする燃料電池車の普及や、水素発電の商用化などを通じて「水素社会」の実現を掲げていますが、水素を安定して確保できるかが課題です。 この課題の解決につなげようという技術開発が、オーストラリアで進んでいます。オーストラリアは、技術を実用化し、豊富な天然資源から水素を大量に生産して、日本やヨーロッパなどに輸出、世界最大級の水素供給国になることをめざしています。(シドニー支局記者 小宮理沙) 8月下旬、オーストラリアで、水素をめぐる新しい工程表が発表されました。CSIRO=オーストラリア連邦科学産業研究機構が作成したもので、オーストラリアで「水素産業」を育成し、世界をリードしていくことが掲げられています。 その基盤となるのが、豊富な天然資源です。オーストラリアは、石炭や天然ガスなどを、日本をはじめ各国に輸出してい
「アンモニア火力発電」がいよいよ実現か、41.8kWガスタービン発電に成功:蓄電・発電機器(1/2 ページ) 産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター 水素キャリアチームは、東北大学 流体科学研究所との共同研究により、アンモニアを燃料とした41.8kWのガスタービン発電に成功した。 今回の研究は、総合科学技術・イノベーション会議の「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム) エネルギーキャリア」の委託によるもの。SIPとは、科学技術イノベーションの実現に向けて、縦割り行政の弊害を抑えるために策定された府省横断型の施策で、内閣府が取りまとめを行っている。重要性の高い10の課題が取り上げられているが、その1つが水素を使った新しい「エネルギーキャリア」の開発である(関連記事)。SIP エネルギーキャリアでは、再生可能エネルギーからCO2フリーの水素を低コストに製造・利用できる技術を確
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