ビールなどの販売を巡り、大手スーパー「イオン」(千葉市)に仕入れ値を下回る価格で卸した疑いがあるとして、公正取引委員会は独占禁止法違反(不当廉売)で大手卸売3社に警告する方針を固め、20日、事前通知した。 ビール会社の販売奨励金が2005年に減らされて以降、3社はイオンに赤字で卸していたという。公取委は、ビール大手4社とイオンにも不当廉売の原因があるとして、適正な価格で取引するよう異例の協力要請を行う。 警告を受けるのは、三菱食品、伊藤忠食品、日本酒類販売(いずれも東京)。独禁法上の警告は、違反と認定するまでの証拠はないものの、違反の疑いが残る行為をやめさせるために行う行政指導。 関係者によると、遅くとも09年以降、卸売3社は特定のビールや発泡酒などについて、ビール会社からの仕入れ値以下の価格でイオンに納め続けた疑いがある。例えば1ケース(350ミリ・リットル缶24本入り)で生産者価格が約
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