ノーベル医学生理学賞に決まり、記者会見で笑顔を見せる山中伸弥教授=京都市左京区の京都大で2012年10月8日午後8時25分、森園道子撮影 ノーベル医学生理学賞に決まった京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授の記者会見と一問一答は次の通り。 受賞の知らせはストックホルムから電話で受けた。受賞できたのは、国に支えていただいたことが大きい。日本が受賞したと思っている。まだ無名の研究者だった奈良でも国の大きな支援を受けることができた。京都大でもさらに大きな支援を頂いた。支援がなければノーベル賞はなかった。 感想を一言で言うと感謝しかない。国民の皆さん、京都大学、若い研究者をはじめとする同僚、友人たちが心の支えになってくれた。家族にも心から感謝したい。80歳を超えている母に報告できたことがうれしい。義理の父は今年早くに亡くなったが、天国で実父と一緒に喜んでくれているだろう。 責任も感じている。まだi