●1947年2月11日、鳩山家の長男として誕生。当時、紀元節と呼ばれていた日に生まれたので、紀元節に由来する男の意味で由紀夫と名付けられるが、その話は高校生の時に初めて知る。母は母乳があまり出なかったので、同じ頃に男の子を産んだ叔母のおっぱいをいただいていたというが、記憶にない。 ●政治家一家に育つが、高校生時代まで政治活動には全く興味がなく、人前で話さなければならない政治家は最も不向きな仕事だと感じていた。弟・邦夫が幼稚園の頃から「おじいちゃんの後を継ぎたい」と言っていたので、安心していた。 ●1965年、「これからはエンジニアリングの時代だ!」と東京大学工学部に進むが、父から「法学部へ行かないのか?」と、願書を出してから言われた。計数工学科を卒業後、人間の脳を真似た素子でコンピューターを創ることを夢見て留学。学生運動華やかなりし時で、指導教官の一人が推薦状を書いてくれず、留学が一年遅れ