赤道の上空約3万6千キロ(地球3個分)の静止軌道を約24時間かけて1周する。地上からは止まってみえるので静止衛星と呼ばれる。燃料を含めた重さは約3500キロ、太陽電池パネルを開いた時の全長は約8メートル。雲を観測して台風の進路や集中豪雨の予測をする。これまでは30分間かかった観測が10分間に短縮されるほか、カラー映像を地上に届けることができる。8号と9号は同じ設計で、8号は2014年10月7日、9号は16年11月2日に打ち上げられた。 衛星を動かすための電力を太陽光のエネルギーを使って発電する。多目的衛星の7号と比べ8号と9号は気象観測のみのため消費電力が少なく、パネルが3枚から2枚になった。