文部科学省と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、1号機の打ち上げに失敗した新型ロケット「H3」の2号機について、予定していた衛星「だいち4号」の搭載を見送る方針を固めた。 【図解】H3ロケット1号機、第2段で失敗 2号機は固体燃料補助ロケット(SRB)を使わない予定だったが、1号機と同じSRB付きとし、早期の打ち上げを目指すとした。同日開かれた文科省の専門家部会に報告した。 H3は、現行のH2Aロケットの後継となる2段式液体燃料ロケット。1号機は3月に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられたが、第2段エンジンの制御機器が過大な電流を検知して電源を遮断。エンジンは着火されず、打ち上げに失敗した。その後の調査で、第2段エンジンの機器や配線でショートか漏電が起きた可能性が高いことが分かった。 文科省とJAXAは、原因究明を進める一方、早期の2号機打ち上げが必要と判断。1号機に続いて搭
日本の新たな主力ロケット「H3」の初号機が7日午前10時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられましたが、2段目のロケットが点火せず、その後、指令破壊の信号が送られ、打ち上げは失敗しました。 これを受けてJAXA=宇宙航空研究開発機構が会見し、山川宏理事長は「ご期待に応えられず、深くおわびを申し上げます」と謝罪しました。 発射から13分55秒後に「指令破壊」 「H3」初号機の打ち上げは7日午前10時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターで行われ、計画では、打ち上げからおよそ17分後に、搭載した地球観測衛星「だいち3号」を軌道に投入する予定でした。 ところが、発射から13分55秒後、ミッションを達成する見込みがないとして地上からの指令でロケットを爆破する「指令破壊」の信号が送られ打ち上げは失敗しました。 「H3」の打ち上げは当初、2020年度の予定でしたが、新型のメインエンジンの開
午後2時から行われた会見では、JAXAの岡田匡史氏(H3プロジェクトチームプロダクトマネージャ)が登壇し、経緯を説明。同氏によると、ロケットの自動カウントダウンシーケンスは予定通り開始され、メインエンジン「LE-9」が着火し正常に立ち上がったあと、ロケット下部(エンジン上部)に設置された1段制御用機器が異常を検知。SRB-3への着火信号を送らなかったことから、打ち上げ中止となった。なお、SRB-3側にも異常はなく、制御用機器が検知した異常そのものについては原因究明中という。 会見はJAXAの公式チャネルで配信されていたが、話題となったのが共同通信のとある記者の質問だ。「中止と失敗という問題についてもう一度確認したいです。ちょっともやもやするものですから」と切り出し、岡田氏に中止と失敗の違いについて質問した。以下はその一問一答だ。 共同 中止という言葉は、みなさんの業界でどう使われているかは
ラプターエンジンの生産ペースを引き上げられなければ...... REUTERS/Steve Nesius <従業員向けのレターで、生産問題による破産のリスクを指摘。レターが米メディアに漏洩し、マスク氏は補足に追われた> ニュース専門局の米CNBCは11月30日、宇宙開発ベンチャー「スペースX」のイーロン・マスクCEOが従業員に送ったレターを入手した。 レターのなかでマスク氏は、ラプターエンジンの生産ペースを引き上げられなければ、スペースXは「紛れもない破産のリスク」に晒されるだろうと述べている。同社は事業の中核として超大型ロケット「スターシップ」の開発を急いでいるが、その打ち上げの要となるラプターエンジンの生産問題に苦しんでいる。 レターは従業員に対し、生産ペースの悪化がこれまで同社が把握していたよりも「はるかに深刻」であると告げている。前任のマネジメント職の退職を受けて問題の仔細を分析し
On Wednesday, December 9, Starship serial number 8 (SN8) lifted off from our Cameron County launch pad and successfully ascended, transitioned propellant, an...
米航空宇宙局(NASA)は7月17日(現地時間)、5月末に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした米SpaceXの有人宇宙船「Crew Dragon」を、8月1日にISSから離脱させる計画を発表した。計画通りにいけば、地球への帰還は2日になる。 Crew Dragonによる初の有人飛行士輸送になる今回のミッションは、野口聡一氏も参加するミッション「Commercial Crew Program」のための最終テスト「Demo-2」として実施された。無事帰還すれば、この初飛行の安全性データ評価の後、“本番”が実施される見込みだ。 Demo-2でISSに行ったNASAの宇宙飛行士、ボブ・ベンケン氏とダグ・ハーレー氏は約2カ月間、船外活動など様々なミッションをこなした。
Apple’s free My Photo Stream service will shut down on July 26th
日本時間2020年5月31日午前4時22分45秒、米フロリダ州ケネディ宇宙センターからスペースXが開発した新型宇宙船「Crew Dragon(クルードラゴン)」の初有人飛行となるDEMO-2打ち上げが行われた。クルードラゴンは打ち上げから12分後にロケット第2段から分離され、打ち上げは成功した。 射点へ向かうボブ・ベンケン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士。Credit : NASAこの後、NASAのボブ・ベンケン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士の2名が搭乗するクルードラゴンは国際宇宙ステーション(ISS)に向かって飛行する。およそ19時間ほど後の日本時間5月31日午後11時27分ごろにISSにドッキングし、6月1日の未明には長期滞在中のクルーと合流する予定だ。 クルードラゴンとは?Credit : SPACEXクルードラゴンは、ロケット・衛星を開発するスペースXが6年かけて開発して
良い気候にもかかわらず、外出がためらわれる昨今、いかがお過ごしでしょうか。みなさまこんにちは、科学コミュニケーターの片平です。 外出できないなら、気分だけでも思いっきり外に、いや、宇宙にまで飛び出てしまおう!ということで、今月(2020年5月)行われる2つのロケット打ち上げ情報をお届けします!(いずれの日程も天候などによって変更の可能性があります) 今回が最後の「こうのとり」!9号機打ち上げ 宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(H-ⅡBロケット9号機)打ち上げ https://www.youtube.com/watch?v=gCfqr58B75Q 打上げ予定日 : 2020年5月21日(木) 打上げ予定時刻 : 午前2時30分頃(日本標準時) 打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 「こうのとり」は国際宇宙ステーション(ISS)に生活物資や実験装置を届ける補給線です
結論:安いロケットエンジンを持っているからである。 SpaceXのFalcon1(退役済み)やFalcon9に使われているMerlinエンジンはRP-1(灯油に似た燃料)と液体酸素(LOX)を推進剤にしたロケットエンジン。A~Dとバージョンがあり、推力は34〜62トン重と2倍近くも差があるエンジンであるが、価格はおよそ1億円だと噂されている。極めて安い。 エンジンだけではなく全体で低コストの方法が取られているが、2002年創業のSpaceXはNASA等の技術をうまく活用している。 この記事ではMerlinに通じるエンジンのうち、日本語での情報が少ないNASAのFastracエンジンの紹介。 SpaceXのMerlinエンジンはSpaceXのCTO of PropulsionでもあったTom Muellerさんが設計していた彼のSpaceXの前職場であるTRW社のTR-106やTR-107が
ロシアのロケットに雷が落ちるも、何事もなく宇宙へ2019.05.31 14:0012,000 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( 塚本直樹 ) これがロシアンパワー? ロシアの「ソユーズ2-1b」ロケットが打ち上げから数秒後、なんと雷が落ちた!…のですが、何事もなく宇宙へと旅立っていきました。 ロシア国防省によると、ソユーズ2-1bロケットは5月27日(現地時間)にプレセツク宇宙基地から打ち上げられました。上段ステージにはフレガードを搭載し、衛星測位システム「GLONASS 」の更新用の衛星を予定軌道に投入したのです。打ち上げの成功は、Roscosmosも認めています。 下は実際の打ち上げの映像ですが、バッチリロケットに雷が落ちていることがわかりますね。 Поздравляем командование Космических войск, боевой
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