埼玉県某所──。かつて工場だったというビルに入ると、人ひとりがやっと歩けるほどの通路の左右に、大人の背丈ほどの大量の段ボール箱が、まるで巨大なブロックのように、ぎっしり積み上げられていた。
2019年の台風19号による川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の地下収蔵庫浸水被害を巡り、市は21日、被災した収蔵品約22万9千点のうち、写真雑誌や漫画など約4万2千点を廃棄処分すると発表した。被災後に修復を試みたが、状態がひどく、複製印刷物が存在するなどとして判断した。収蔵品の廃棄は初めてで、カビが繁殖しやすい夏前には焼却処分したいとしている。 市は昨年7月、収蔵品の修復に当たり、…
日本が世界に誇る文化の一つ、漫画。その元となる原画は、漫画家が直接ペンとインクを使って描いた、世界に1つだけの絵画です。最近では、人気作の原画展が各地で開催されるようになってきました。 しかし、いま、その貴重な原画が日本から失われ始めているといいます。 そもそも原画って、誰がどのように保管しているのでしょうか?出版社?漫画家?それとも? 取材で見えてきたのは、漫画の原画が置かれている、何とも宙ぶらりんな現状でした。 (京都放送局記者 加川直央) 去年、フランスのパリで行われたオークションが、日本でも話題になりました。 漫画家の手塚治虫さんが描いたとされる「鉄腕アトム」の原画を、オークションに電話で参加したヨーロッパ国籍のコレクターが競り落としました。 落札額は、日本円にしておよそ3500万円。 海外で漫画の原画が高値で取り引きされていることが浮き彫りになったのです。 片や日本の漫画業界では
情報コンテンツサービス終了のお知らせ 2020年9月30日(水)をもちまして、以下コンテンツを終了いたしました。 【終了するコンテンツ】 Zing! 長らくご愛顧いただきました皆さまに感謝を申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 トップページ - サイトマップ - お問い合わせ
まあ、タイトルは半分釣りです。18ロケットアイスクリームのBlog : 同人作品をAmazonにおいてみました辺りに関連して、自分の周りでちょっとした同人議論になったので、少々メモ書き。 納本制度って? 国立国会図書館法第24条並びに25条で規定されている、国内で発行された全ての図書を国会図書館に収めなければならないと定めた制度です。図書を国民共有の文化的資産として保存し、広く利用に供するため、また、日本国民の知的活動の記録として後世に伝えていくことを目的としています。 前二条に規定する者以外の者は、第二十四条第一項に規定する出版物を発行したときは、前二条の規定に該当する場合を除いて、文化財の蓄積及びその利用に資するため、発行の日から三十日以内に、最良版の完全なもの一部を国立国会図書館に納入しなければならない。但し、発行者がその出版物を国立国会図書館に寄贈若しくは遺贈したとき、又は館長が特
2009年に冬コミで頒布した自分の同人誌『ジャンルコードと分類法 C77版』が今月の国立国会図書館月報603号で紹介されました。 本文はこちら。27ページ。 国立国会図書館月報603号 お話しは以前にいただいてたので,てっきり前のほうの版だと思ってたらなんとありらいおん子が全国デビュー! 嬉しいサプライズ。 月報の「本屋にない本」という,取次を通さずに流通している本を紹介するコーナーでのご紹介となります。うちの本もある意味「本屋にない本」である同人誌の図書館での分類法についての本なので,なかなか洒落が効いてますね。 レビューも興味深く,「偏向の相」など勉強になりました。採用いただき本当にありがとうございました。 過去にカレントアウェアネスに名前が載ったこともありましたが(カレントアウェアネスのコミケ記事の件。参考)自分の仕事が直接このように評価されるのはまた違う感動がありますね。 冊子はま
18日は、結局国会図書館に早めにお邪魔させていただき、民主・上の議員と、共産・山本議員の知事質問をネット中継で見させていただいた上で、雑誌課職員のみなさんに、マンガ雑誌の資料的価値や、その保存・運用に関するお話をさせていただきました。 出版物の納本制度に支えられている国会図書館には、原則としてあらゆる種類のマンガ雑誌が、納本制度の開始以来、継続的に収められているわけですが、他の雑誌類に比べて利用率が高いため、経年劣化だけでなく物理的破損の問題にも他の雑誌類以上に、対応が必要な状況になっているようです。 そうした中で、では、今後、国会図書館では、マンガ雑誌の保存と利用提供のバランスをどのように考えていけばよいのか、が雑誌課のみなさんによって検討され始めている、ということで、そのための勉強会のような形で、今回僕がお話しさせていただくことになったという次第です。 国会図書館所蔵のマンガ雑誌が、他
かねてより噂されていました、明治大学が設立する「米沢嘉博記念図書館」の公式サイトがオープンしましたのでお知らせします。(今回はウェブサイトのオープンであって、図書館そのものは今年の夏に開館予定です) http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/index.html ↑米沢嘉博記念図書館TOP 2006年に惜しくも逝去された故・米沢嘉博氏の業績(マンガ評論・コミケット代表等)を記念し、明大OBでもある米沢氏が生前に蒐集した段ボール数千箱とも言われる膨大なマンガ・サブカルチャー書籍を中心に、現代マンガ図書館等の協力も仰いだ日本有数のマンガ図書館として明治大学が正式に設立するものです。 これに先駆けて2008年に明治大学は、マンガとサブカルチャー研究をその中心に据えた国際日本学部を開設し、マンガ評論家の藤本由香里氏・建築学者でオタク・秋葉原研究家の森川嘉一
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