2015.07.23 Thu バングラデシュ、インドからの牛の流入減少。影響が市場や皮革産業に及ぶ SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) インド・バングラデシュ国境の回廊地帯を経由する牛の流入がこの5ヶ月間で20%まで減ってしまった。バングラデシュ国境警備隊(BGB)高官は、「このような事態が続いたら、数ヶ月以内にインド国境を越えての牛の移入は完全に禁止されるだろう」と懸念を示した。しかし、その結果、国境における銃撃事件も90%減少するだろうとも見ているとのことだ。 ダッカの精肉業者は、インド産牛の移入ストップの影響はすでに市場に及んでいると言う。各小売り市場や卸売市場では、30〜40%ほど牛の価格があがっている。また、牛肉も1キロあたり50〜80タカ値上がりした。この事態に対して、業者は代替国としてネパールやブータン、ミャンマーからの牛の輸入を提唱している