【10月15日 AFP】フランス・パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)が火災に見舞われた翌日の4月16日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は国営テレビで、国を象徴する文化財が破壊されたことに衝撃を受けている国民に向け、こう表明した。「大聖堂をさらに美しく再建する。5年以内に完成させたい」「われわれにはできる」 だが、13世紀に建造された大聖堂の屋根や尖塔(せんとう)を崩落させた火災から半年過ぎ、再建のための道のりは当初の予想よりもはるかに複雑であることが明らかになってきている。 作業員らは、屋根から溶け出した膨大な量の鉛や大聖堂周辺の汚染された地域の清掃を行っている。 また、どのように再建するかについても意見が分かれている。多くの専門家は尖塔について以前と全く同じ形にすることを望んでいるが、マクロン氏は革新的なデザインを望んで