ソヴィエト連邦時代のロシアでは、隣近所の人や同僚や、赤の他人でさえ、当局に密告するのは普通のことだった。それが今では、ウクライナでの戦争に批判的な国民をロシア当局が厳しく取り締まる中で、誰かが気に食わないとか、自分には政治的な主義主張があるのだなど、様々な理由から、他人を密告するロシア人が増えている。
画像説明, 国民の愛国心を駆り立てるため、「我々が守る祖国」と書かれたこうしたポスターが、国内各地に掲示されている。写真は2月17日、サンクトペテルブルク中心部で ロシアの侵攻開始に至る数週間、私はモスクワ中心部のザモスクヴォレチイェを何時間も歩いた。ザモスクヴォレチイェには私の家とBBCのオフィスがあり、私がBBCで働くようになってから7年たっていた。
この戦争を通じて知ったのは「外国を侵略する行為よりも国民総動員を掛けて侵略国家に抵抗するという行為に強い嫌悪感を持つ」というメンタリティが割と広く存在することなんだよぬ。 https://t.co/L0i0r3oJNP
ロシア・モスクワの土産物店で販売される、ウクライナ侵攻を支持するシンボル「Z」がプリントされたTシャツ(2022年4月4日撮影、資料写真)。(c)AFP 【4月12日 AFP】ロシアで広告業を営むリタ・ゲルマン(Rita Guerman)さん(42)は、同国の比較的裕福な中間層の多くと同様、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に長い間反対してきた。 だが、プーチン氏によるウクライナ侵攻の決定を受け、西側諸国がロシアに厳しい制裁を科したことで、大統領に対する見方は変わった。 「私は開眼した」。ゲルマンさんはこう語り、北大西洋条約機構(NATO)からロシアを守ったとして、プーチン氏を称賛した。 西側諸国は制裁を科すことによって、ロシア国内での政府に対する支持を弱めることを期待していた。しかし識者は、厳しい制裁が多くの点で逆効果を生んだと指摘している。 親欧米派が多数を占
2022年3月14日に放送されたラジオ番組「垣花正 あなたとハッピー!」(ニッポン放送)で、ロシア軍のウクライナ侵攻に関して、テレビプロデューサーでタレントのテリー伊藤さんとウクライナ人のオクサーナ・ピスクノーワさんが口論する形になる場面があった。 「ウクライナが戦わないで、そのまま殺されていいのかってことですか?」 番組では、日本在住で通訳をしているウクライナ人のオクサーナさんと電話を繋ぎ、ロシア軍のウクライナ侵攻に対する思いを聞いた。 オクサーナさんには、ウクライナの人々は「祖国を守らなければ」という気持ちだけでなく「全世界のために」という覚悟を持って戦っているとした。 テリーさんは、 「聞きたいんですけども、もちろん祖国のため、世界のためってお話ししてくれたんですけど、命ということがありますよね。状況としては、ウクライナに厳しいと思うんです私。このまま行くと、プーチンのことですから、
っzr フェイスブックの失墜 作者:シーラ フレンケル,セシリア カン早川書房Amazonフェイスブックは今なおSNSでは最大の存在感を誇るが、もちろん完璧なサービスというわけではなく、トラブルや批判は特にこの5年間で頻発している。ユーザ情報の流出、広告のために執拗にユーザをトラッキングしようとする姿勢への批判。表現の自由を理由にヘイトスピーチやフェイクニュースを取り締まろうとしない姿勢、国家ぐるみの工作活動の展開(フェイスブック上で)など、とにかく問題は数多い。 軸足をメタバースに移そうと社名を「メタ」に変更するも、現状この領域も売上に関してはそこまで見通しが明るいわけではない。いったい、フェイスブックで何が起こってこのような状態になっているのか? 本書『フェイスブックの失墜』はその原因を、多数の関係者への調査によって明らかにしていく一冊である。 多くの人は、フェイスブックを「行き先を見
Kamil Galeevさんの分析、さすがプロだけあって説得力がある。 現在ウクライナで起きている事が全て説明できる。
「空気読め」「この記者、消されるぞ…」。4月29日に行われた安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談。日本のネットでは、両首脳による共同記者会見でプーチン氏をいらだたせた日本のテレビ局記者の質問に話題が集中した。記者への批判にとどまらず、会見での“作法”や領土問題の本質論まで、議論は意外な広がりをみせている。◇ 「(北方領土交渉を)妨げたいなら、激しくて直接的な質問をすることだ」。プーチン氏は記者会見で、TBS記者の代表質問に鋭い口調で“応戦”した。記者は、現地で外国企業が相次いでインフラ整備を受注し、ロシア政府による「実効支配が強まっている」と指摘。今後の現地政策や交渉への影響を尋ねていた。 記者会見はテレビで生中継され、ネットでも話題に。質問が交渉の第一歩に水を差したとして、ツイッターや匿名掲示板では「空気の読めない質問」「日本の国益を害したいのか」などと批判が集中。プーチン氏が
強い指導者 民主主義より「秩序」を求めてプーチンを支持する国民はいまだに多いが(モスクワ、11年12月) Mikhail Voskresensky-Reuters ようこそ、新しい──けれど昔と変わらない──ロシアへ。2012年、ロシアの最高権力者ウラジーミル・プーチンが4年ぶりに大統領に返り咲く。 00年に大統領に就いたプーチンは、3選を禁じる憲法の規定により、08年に大統領職をドミトリー・メドベージェフに禅譲し、自身は首相を務めていた。 今回大統領に返り咲いたプーチンの統治は、24年まで続く可能性もある(大統領任期は今回から1期6年に延長される)。第2次プーチン時代はいったい、どのような時代になるのか。 最近の言動から判断すると、プーチンのタカ派ナショナリストぶりは相変わらずだ。おまけに、欧米の経済がつまずくのを尻目に、潤沢なオイルマネーでロシア経済は絶好調。プーチンはますます自信を深
風刺を専門にしたロシアのウェブサイト「Kremlingremlin.ru」に掲載された、メドベージェフ大統領を操り人形にするプーチン首相の風刺画(2010年10月25日)。(c)AFP/Kremlingremlin.ru 【11月8日 AFP】ロシアの新聞各紙で主要政治家の風刺画の掲載を避ける傾向が高まり、風刺漫画家らがインターネットに新天地を求めている。 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相やドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領などを風刺する、ロシアでも数少ない漫画家のビクトル・ボゴラード(Viktor Bogorad)氏(61)は「政治闘争がなく、出版物が当局に仕切られているところに政治風刺画は存在しない」と語る。 同氏の風刺画は経済紙ベドモスチ(Vedomosti)と英字紙モスクワ・タイムズ(Moscow Times)に掲載されてい
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