冷麺の季節がやってきた。冷麺は韓国人にとって「ソウルフード」ともいえる夏の代表的な料理だ。 【写真】“日本と韓国の本当の違い”と、韓国人が「日本のコンビニ」にハマるワケ 韓国の冷麺には、北朝鮮を発祥とし、そば粉の麺に牛肉を煮込んだ冷たい汁をかけて食べる平壌式の「ムル(水)冷麺」と、でんぷんがの麺を辛いタレで和えて食べる咸興式の「ビビン冷麺」の2種類があるが、最近は「チプ(家)冷麺」という第3のカテゴリーが登場した。 最高気温が30度を超えた先週末、家族と近所の冷麺専門店を訪れた。メニューを読んでいた母親が「ムル冷麺が13,000ウォン(約1,400円)もする!」と驚きの声をあげると、弟が「有名な冷麺専門店では16,000ウォンが今の相場」と教えてくれた。 弟によると、冷麺の値段があまりにも高くなり、最近はムル冷麺でもビビン冷麺でもない「チプ冷麺」が最も人気だという。その名の通り、家でも簡単