2015.02.03 Tue エネルギーの宝庫でありつつ電力不足の国、ミャンマー SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) 経済発展の進むミャンマーにとって、発展の推進力であるエネルギーは切実に必要となってきている。 現在、ミャンマーは大変に豊富な天然資源やエネルギー資源を売ることで国家収入を得ている。 ミャンマーへの海外直接投資(FDI)の最も多い分野は電力とエネルギー分野であり、政府の公式統計によると、今年9月末までのFDIの最も多い2分野は電力分野と石油および天然ガス分野で、それぞれ190億米ドル強と150億米ドル強、全国の分野別投資率にして約39%と約30%強である。 しかし、ミャンマー国内での電力普及率は未だ30%に満たない。 エネルギーは経済発展の勢いを滞らせないための主要な推進力であり、未来のエネルギー安全保障のために政府がどのような政策をとってい