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郊外と本に関するlaislanopiraのブックマーク (20)

  • 『TSUTAYA』という『平家物語』 - いつか電池がきれるまで

    bizspa.jp news.yahoo.co.jp ひと月くらい前、久しぶりにTSUTAYAのリアル店舗に行ったのです。 職場での仕事のあと、別の場所での会議の予定があって、それまで2時間くらい時間が空いてしまったので。 けっこう長い間通っているTSUTAYAなのですが、内装がだいぶ様変わりしていたことに驚きました。 TSUTAYAといえば、レンタルDVD、CDがメインで、最近はレンタルコミックのスぺースが広くなり、ゲームソフトやDVD、CD、文具の販売コーナー、あとは「ショッピングモールの紀伊国屋などの大型書店には及ばないものの、地方都市の郊外では唯一無二くらいの品ぞろえの」というのが、僕のイメージだったのです。 レンタルDVDコーナーは、いつもけっこう家族連れで賑わっていて、人気作品はほとんど「貸し出し中」、棚を見ていくと「ああ、こんなマイナーな作品でも、ちゃんと貸りて観る人がいる

    『TSUTAYA』という『平家物語』 - いつか電池がきれるまで
  • 駅前の本屋の跡地に一番多くできているのはセブンイレブン

    1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きなべ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:自分だけの小さな世界「指輪ケース箱庭」を作る > 個人サイト 日和見びより やはり強かったセブンイレブン 今回はネットの書店閉店情報とGoogleストリートビューで昔の写真が見られるタイムマシン機能を使って調査したほか、アンケートでも屋の跡地に何が出来たのか情報を寄せていただいた。このアンケートでは「屋が閉店したことで変わったこと」も答えてもらったため記事中で一部紹介していきたい。(ピンクの囲みで紹介) 早速だが、こちらが今回調べた全133店舗をマッピングした地図だ。 首都圏を中心に駅前(厳密に「駅の目の前」でなくても駅からほど近い店舗、駅改札内の店舗も含む)にある元屋だった店舗をマッピング

    駅前の本屋の跡地に一番多くできているのはセブンイレブン
  • 第22回 京都編・恵文社一乗寺店 堀部篤史さんに聞きました――本を「なつかしいもの」にしないために・・・|本屋さんの遊び方|平日開店ミシマガジン

    「恵文社 一乗寺店」は、レトロな喫茶店のように、人々を優しく迎え入れてくれる。木造店舗と木製家具の木の温もりに、そっと包み込まれるような心地がする。 店長の堀部篤史さん(1977年生まれ)は、自著『を開いて、あの頃へ』(mill books)のなかで、読書への思いを次のように綴っている。 「や、それを読むという行為は他の何かと交換可能なものではない。検索して情報を知る以上の楽しみがそこにはあるということを自分自身の読書体験をもとに証明したかった。少なくとも読書やレコード蒐集の楽しみを知るものとして、振り返って気づく前にこの変化の流れに一石を投じたい。それを意識してから僕の読書はノスタルジーに取り憑かれた。 (略) を読むという行為だけは懐かしいものにしたくない。感傷的だと笑われるかもしれないが、そんな思いがこのの至る所に込められている。」 (序文「読むことへの偏愛、読書

  • 『ザ・フィフティーズ1: 1950年代アメリカの光と影』 アメリカンドリームはこうして創られた - HONZ

    マクドナルドや和民など、早く・安く・多くの胃袋を満たしてきたチェーンレストランの不調がニュース紙面を飾っている。日人のはこれからどのように変化していくのか。日の高度成長期を支えた郊外団地から人々が流出し、残った住民も高齢化が進んでいるという。人口減少局面を迎えた日人は、今後どんな家に住むことになるのだろう。 や住居だけではない。テレビや車など、戦後の生活の重要な位置を占めていたはずのものが、その役割を小さくし始めている。その傾向は若者でより顕著であり、この流れは加速していくはずだ。ある分野の衰退を別の角度からチャンスととらえ直し、新たな世界を思い描くことで、将来のビジネスの種を探している人も多いだろう。しかし、先に目を向けるばかりが未来への備えとなるのではない。“当たり前”が生み出され、拡散し、常識として定着した経過を知ることで、新たな未来を自らの手でつくりだすヒントが得られるは

    『ザ・フィフティーズ1: 1950年代アメリカの光と影』 アメリカンドリームはこうして創られた - HONZ
  • 第41回 ハイパーブックスゴウダ発!|本屋さん発!|みんなのミシマガジン

    が好きというより屋が好きな私にとって「屋さん発!」はミシマガジンの中でも楽しみなコーナーのひとつ。そのコーナーに、なんの変哲もない当店が登場させていただけるとは・・まことに恐れ多いことです。ふだんの私のように楽しみにページを開いた方々、今回はさらりと読み流して次回の更新をお楽しみに。 改めまして。大阪の郊外、茨木市にございますハイパーブックスゴウダです。 茨木市で長く会社を構える、段ボールや建築資材や太陽光パネル設置を手がけるゴウダという会社の書店部門として、8年前に建った社ビルの1・2階に入居する形で誕生した、まだまだ若いお店です。 社ビルを建てる際に何かお店を、と地域の方にアンケートを取ったところ「書店」という希望が多かった、という経緯で生まれました。 文具・雑貨を多くそろえていること、この規模としては珍しく理工・看護・教育書といった、専門書と呼ばれるジャンルにも棚を割いて

  • 『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - チェコ好きの日記

    「ファスト風土」とよばれるような土地を舞台にした話題の小説があるという話は前々から聞いていたのですが、このたび勇気を振りしぼって、山内マリコ氏の『ここは退屈迎えに来て』を読んでみました。 ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫) 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (15件) を見る 以下はこの小説の感想文です。既読の方、未読だけどネタバレ上等の方以外は、注意してお読み下さい。 ファスト風土はなぜ“退屈”なのか まずこちらの小説に対する私の第一印象なんですが、何かもうタイトルだけで8割くらい持ってってるというか、「勝ち」だな、と思いました。 この小説の舞台は、前述したように「ファスト風土」とよばれるような地方都市です。構成としては全部で8編の小説からなる短編集で、8編それぞれの主人公は別ですが、すべて同じ地方都市を舞台

    『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - チェコ好きの日記
  • 世界一ブックオフに行った男と群馬制覇ツアーに参戦する

    現時点で全国には、古屋としてのブックオフは約900店舗だという。その中で、431店舗を制覇した男がいる。 県単位では、岩手、茨城、埼玉、千葉、東京、石川、山梨、宮崎、沖縄の1 都8 県だ。 おそらく『日一ブックオフに通った男』といっていいだろう。 ん? よく考えてみればそれって世界一じゃねえか! そんなギネス級の御大から、 「群馬を制覇すべく、ブックオフツアーにいっしょに行きませんか?」とお誘いいただいた。 行く行く~。行きます、なんとしてでも行かせていただきます!

  • 『ヤンキー経済』六本木からも丸の内からも見えない世界 - HONZ

    書は業種や職種によっては、いますぐ役に立つビジネス書である。最終章のタイトルは「これからの消費の主役に何を売るべきか」。その最終章にはたった780円でこんなに教えてもらっていいのかというほどたっぷりと、具体的なビジネスのアイディアが満載なのだ。 たとえば、これからのビジネスとして、ネットでの有名ブランドの中古品販売は流行るはずだ。その場合はPCサイトではなく携帯サイトでなければならない。決済はアプリ課金のように電話料金に上乗せするべきだ。操作をできるだけ簡単にし、アイコンをかっこ良くしないと失敗するかもしれない。 たとえば、自動車メーカーは極限まで装備を簡素化することで安くした大型ミニバンを作るべきだ。ユーザーには「いかつめ」なライトやバンパーを徐々に自分で後付できる余裕を残すべきた。 たとえば、旅行代理店は家族同士による大部屋宿泊ディズニーリゾートツアーを作るべきだ。パークのチケット代

    『ヤンキー経済』六本木からも丸の内からも見えない世界 - HONZ
    laislanopira
    laislanopira 2014/02/10
    日本だけでなくどの国でも、故郷から一歩も離れない層というのはあり、それが物を買い政治に投票している。都市の購買離れしている世代だけ見ていてはわからないこと
  • 『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 この街には行くところがない - HONZ

    2009年秋、2つの連続不審死事件が明るみに出た。いずれも30代の小柄の肥満体型の女性が幾人もの男性を虜にして多額の金を貢がせていた格好だったが、世間の反応は対照的だった。 首都圏でネットを通じて知り合った中高年の独身男から金をだまし取り「セレブ」な生活を送った木嶋佳苗。法廷での服装や突拍子のない発言まで詳細に報じられ、佳苗の裁判の「追っかけ」まで登場した。 一方、鳥取県の寂れたスナックで5人の子どもを抱えながら出会った男達を手玉に取った上田美由紀。木島佳苗が独身の中高年がターゲットだったのに対して上田美由紀は子持ちを狙った。それも刑事や読売新聞記者という収入や社会的地位が低いわけでもない人間が多い。だが、彼らは青白く瞬く「誘蛾灯」に吸い寄せられるように子や職を捨てでも美由紀の元に走り、最終的には謎の死を遂げる。ダンボール箱をかぶった状態で轢死するなど木嶋事件よりも、謎の点も多いのだが

    『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 この街には行くところがない - HONZ
  • 『殺人犯はそこにいる』 - 真犯人への挑戦状 - HONZ

    ただならぬタイトルの裏側には、ただならぬ闇が潜んでいた。地を這うような調査によって、ドミノ倒しのように明かされていく衝撃の事実。報道という武器を駆使して次々に繰り出される手技。それでも事態は動かない。「真実」への道のりは、ここまで遠いものか。そして「当たり前」のことを当たり前のように行うのは、ここまで難しいものか。 北関東連続幼女殺人事件は、栃木県足利市、群馬県太田市という隣接する2市で、5人の少女が姿を消した事件である。犯行は半径10キロという限定された地域で複数年おきに行われており、誘拐現場の大半がパチンコ店、そしてほとんどの遺体が河川敷で発見されるなど共通項は多いものの、犯人は未だに逮捕されていない。 事件を時系列に並べると、以下のようになる。 1979年 栃木県足利市 福島万弥ちゃん  5歳 殺害 1984年 栃木県足利市 長谷部有美ちゃん 5歳 殺害 1987年 群馬県尾島町 大

    『殺人犯はそこにいる』 - 真犯人への挑戦状 - HONZ
  • もうひとつの沖縄戦後史──「オッパイ殺人事件」と経済成長/岸政彦 - SYNODOS

    電子マガジン「α-synodos」新連載! 貧困、スラム、売春、犯罪……。1960年前後の「沖縄タイムス」の記事から、戦後沖縄の知られざる側面を鋭く切り取る。 *  *  * 沖縄戦が終わってから13年、復帰まであと14年。1958年は、「戦後沖縄」のちょうど折り返しの時期だった。 那覇のすぐ隣にあり、いまでは閑静なベッドタウンとなっている浦添市。1958年、この街で凄惨な事件が起こった。 ある日、浦添市沢岻付近の幹線道路で、走行中のトラックに飛び込んだAという29歳の青年がいた。Aは一命を取りとめたが、「可愛いやつを殺した、俺もこの車で轢き殺してくれ」とわめいていたという。 そのすこし前。Aは、近所に住む遠縁の自宅を訪れ、同じことを話していた。「一番可愛いやつを殺した。君や親戚を皆殺しにして、俺も死ぬ」そう叫んでいた。そして、Aは、ズボンのポケットから、切り取ったばかりの血まみれの片方の

    もうひとつの沖縄戦後史──「オッパイ殺人事件」と経済成長/岸政彦 - SYNODOS
    laislanopira
    laislanopira 2014/01/15
    農村の戦禍と基地化、都市への流入、基地経済の大量のマネー
  • なぜ殺した。ゆかりちゃんは今どこにいる。『殺人犯はそこにいる』新刊超速レビュー - HONZ

    「進んでしまった時計の針を戻すことは出来ない。あの日、事件は起こってしまった。」著者、清水氏は思う。「だが、なぜだったのか?」普通のどこにでもいるような女子大生がストーカー被害の末殺害された、「桶川ストーカー殺人事件」。当時、雑誌「FOCUS」編集部に在籍した清水氏は、独自取材の末殺人犯を探し当て、埼玉県警上尾署の不祥事を暴いた。その一連の取材過程を記した前著『桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)』でのまえがきには、先のように書かれていた。「だが、なぜだったのか?」おそらくは、ずっと清水氏の胸に響いていた言葉。「なぜ猪野詩織さんは殺害されたのか?」。 作『殺人犯はそこにいる』のまえがきにはこう書かれている。 「関東地方の地図を広げ、北部のある地点を中心に半径一〇キロほどの円を描いてみる。そこは家々が建ち並び、陽光の中で子供達が笑い声をあげる、普通の人々が普通に暮らす場所だ。その小さ

    なぜ殺した。ゆかりちゃんは今どこにいる。『殺人犯はそこにいる』新刊超速レビュー - HONZ
  • 『無印都市の社会学―どこにでもある日常空間をフィールドワークする』近森高明・工藤保則編(法律文化社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 「「郊外化」空間における日常生活を記述する方法」 この夏、とある地方都市の若者調査に出かけて、いろいろと驚きがあった。まず、驚いたのは、中心市街地の廃れた様子である。いわゆる「シャッター街」化は日の至る所で進んでいるものの、この地方都市の廃れ具合は半端ではなかった。 港にも近い駅前では、数年前に大火事があったということもあって、もはやシャッターの下りた商店すら存在せず、さながら戦災後のように空き地ばかりが広がっていた。 だが次に驚かされたのは、若者たちにその地方都市の現状を訪ねたときである。彼らの口からは「最近、だいぶ発展してきなって思います」「なんだか都会みたいになってきました」という答えが返ってきたのだ。 一体どういうことなのかと思い、中心部から少し離れた、彼らの通う大学のキャンパスを訪れてみたが、そこで謎は解けた。彼らの住居もあるその一帯には、いわゆる

    『無印都市の社会学―どこにでもある日常空間をフィールドワークする』近森高明・工藤保則編(法律文化社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』を読んで - ohnosakiko’s blog

    話題の新書。amazonでの評価は分かれている。「評価が高い有用性のあるレビュー」(星4つ)が内容を手際良くまとめてあるので、どんなことが書いてあるか知りたい人にはおすすめ。 日の男を喰い尽くすタガメ女の正体 (講談社+α新書) 作者: 深尾葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/23メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る 筆者の主張を簡単に言えば、「高度経済成長期以降に増えてきた男性の自殺、離婚、DV、ネグレクト、晩婚化・非婚化の要因は、結婚が専業主婦やそれを志向する女性にとって、生存競争を生き抜くために「幸福の擬装工作」までして男性を”搾取”するシステムとなってしまっているからだ。物質的・経済的な条件に左右される「幸福の指標」は『箍』となって、男性だけでなく女性自身をも呪縛し、今日の日社会の閉塞状況を引き起こしている。これは、戦後

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  • ショッピングモールが商店街を潰したというのはウソ?「地方」の真相を読み解くための1冊 | オールナイトニッポン Gold Club

    人口減少。産業空洞化。シャッター商店街。高齢化。 唐突にいやな単語ばかり並べてみた。さて、皆さん、これで思い浮かべるのは、どこか?はい。すぐにおわかりだろう。「地方」である。 日の「地方」は、ダメダメである。少なくとも、メディアの多くはそう語っている。 そこで、自分の故郷を振り返ってみる。 なるほど。駅前の旧市街は、シャッター商店街だらけである。かつてあった3つの百貨店は消えてなくなった。休日、住人は、ダウンタウンを目指すことはなく、ジャージを着たまま、郊外のショッピングモールに車で出向く。デートも、遊びも、買い物も、事も、映画も、ワンストップで全部クリア。 ちなみにこれは、私の田舎、静岡県浜松市の話である。 と書くと、ああ、大手ショッピングモールが昔ながらの商店街をつぶしちゃった、って話ね、と早合点されるかもしれない。事実、「ショッピングモールが地方をつぶした」話に代表される、型に

    laislanopira
    laislanopira 2013/02/13
    ここでも人口の構成の問題が町の盛衰に繋がっている
  • 『東京高級住宅地探訪』三浦展(晶文社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「理想の住宅地のなれの果てを歩き回った記録」 書は、消費社会研究家の三浦展氏が、東京西郊のいわゆる高級住宅地について、いくつもの文献を参照しながらその成立の経緯を辿るとともに、実際に歩き回った記録に基づいてその現状を記したものである。歴史的なものだけでなく、実際の住宅の写真も含め、資料もふんだんで、大変興味深く読み進めることができる一冊となっている。 田園調布に成城といった、誰もが憧れる東京の二大高級住宅地に始まる各章を読み進めていくと、不思議なことに「憧れ」や「欲望が焚きつけられるような感じ」ではなく、むしろ一抹のさみしさが読後感として生ずることになる。 むろん、これらの住宅地が現在でも一定の人気を博していることは事実である。だが、かつてこれらが急速に成立した時期における人々の熱望や、あるいはそれを今に伝える当時の住宅は姿を消しつつある。場合によっては、広い宅地は

    『東京高級住宅地探訪』三浦展(晶文社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 「東京は希望」「東京には何もない」山内マリコ×中條寿子の女子と地方

    『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎) 山内マリコ氏の処女小説『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)が、地方生まれの女子の大きな共感を呼んでいる。全8章の主人公たちは、いずれも地方出身か在住者。生まれ育った田舎を肯定することができず、「ここではないどこか」を求めて悶え苦しむなか、エスケープの最大手段として、大都会へ出て行くことに憧れと希望を抱いている。 ドン・キホーテやジャスコ、ファミレスが国道沿いに立ち並ぶ、どこの田舎にもある“ファスト風土”。その中で生活が完結し、地元の仲間と結婚し出産する。主人公たちが嫌悪するこの生活は、果たして、当に絶望の地なのか――? 2005年から、地方都市のキャバ嬢たちにスポットを当て続けてきた、雑誌「小悪魔ageha」(インフォレスト)の元編集長・中條寿子氏と、山内マリコ氏が対談する。 ――中條さん、山内さんのを読んで、いかがでしたか? 中條寿子氏(以下、中條)

    「東京は希望」「東京には何もない」山内マリコ×中條寿子の女子と地方
    laislanopira
    laislanopira 2012/11/22
    "自分たちが生まれ育った場所にあり、世界のすべてでもある「学校」において、ヒエラルキーの上の方にいる人たちが作り出す文化にフィーチャーするのが、雑誌の正しい姿勢" 都会に出てくるのはヒエラルキー下位
  • コラム別に読む : 浸透するヤンキー文化 鈴木繁が選ぶ本 - 鈴木繁(本社編集委員) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • きゃりーぱみゅぱみゅは「不思議ちゃん」なのか:松谷創一郎「ギャルと不思議ちゃん論」 | 50+(フィフティプラス)

    「怖ろしいだ」――。 これが書を読み出して最初に思った感想である。「怖ろしいだ」――。 これが書を読み出して最初に思った感想である。 BOOK ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争 posted with amazlet at 12.11.05 松谷 創一郎 原書房 売り上げランキング: 10734 Amazon.co.jp で詳細を見る なにが怖ろしいのか。 一番は著者が行ったリサーチ量なのかもしれないが、それと同等の驚きが、書を書いたのが男性であるという事実である。 これを読む前には、このネタを当事者目線で語れる女性ライターが書けばリアリティがありそうでいいのにな、と思っていたのだが、読み進めて30分もせずにその想定が甘すぎたことを知ることとなる。ちなみに、それを知ったときには若干の寒気がしたことを覚えている。 こういった文化に全く興味を持って来なかった私に

  • 『大暴落 1929』 - HONZ

    1955 年初版のである。ガルブレイズ自身が1997年版のまえがきで「このが長寿を保っているのは、増刷され屋の店頭に並ぶたびに、バブルや株安など何事か起きるのだ。すると、このへの関心が高まる」と書いている。書は日経BPクラシックスの最新刊で9月29日初版なのなのだが、当にタイミングが良い。 日経クラシックスはフリードマンの『資主義と自由』、ドラッカーの『マネジメント』の4分冊とつづき書で6冊目だ。この出版企画には拍手を送りたい。次の1 冊も楽しみだ。ところで、このの訳者は村井章子という人で、この人の翻訳には面白いが多い。『コンテナ物語』、『金融工学者フィッシャー・ブラック』、『マッキンゼーをつくった男 マービン・バウアー』などだ。 さて、書は経済学者ガルブレイズの著書だが、仕立ては大暴落を時系列で追ったルポである。大暴落後の大恐慌についてのではない。終章の「原因と

    『大暴落 1929』 - HONZ
    laislanopira
    laislanopira 2012/09/18
    自己表現に四苦八苦するのをやめて、作句の高速化や、この言葉を使っていい結果を出してみようとするあたりから、自分の発想の外側に達する豊かな世界が始まる/
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