東西に長い山口県、下関から岩国まで相当の距離があって中だるみしそうな程なのだが、何気に見逃せない街がちょいちょいある。今回やってきたのは山口県の中部を代表する街らしい「徳山」である。元々は徳山市だったが平成の大合併で「周南市」という市名に変わっている。徳山は戦前の徳山海軍燃料廠の時代から瀬戸内コンビナート地帯を形成する工業都市である。 まずはJR徳山駅前へ。新幹線も止まる立派なターミナル駅ですよ。アサヒビールのでかい広告看板が目印で、ちょっと古臭さを感じる駅舎。実はこの徳山の街、やたらめったら東京の地名で溢れ返っている。その勢いが尋常ではないので、ちょっくら観察する事にしよう。 徳山駅前には山口県でも屈指の繁華街が広がっているが住所を見ると「銀座」の地名が。まあ別に銀座という地名は普遍的に全国の商店街に使われている訳でこれ単体だと珍しくも何ともないのだが… アーケード商店街の反対側、つまり