1作目の『バーフバリ 伝説誕生』が日本で封切られたのは2017年4月。8館での上映にすぎない「無名映画」だった。しかしその後、後編『バーフバリ 王の凱旋』が12月に公開されると、叫んで応援できる「絶叫上映」の様子がSNS(交流サイト)で拡散。公開館も増え、国内興行収入は1億5000万円を突破。ロングランを続ける。 バーフバリ2部作は、古代インドの架空の国を舞台に、2代にわたる王の座を巡る闘争を追う歴史大作だ。インド映画史上最高額の巨費を投じたスケール感に加えて、親子愛や兄弟の確執、嫁姑問題などが絡み合う家族ドラマでもあり、恋愛ドラマでもある。