どの番組も、似たり寄ったり ここ数年のテレビ番組の傾向を俯瞰すると、「韓流ドラマ」、「クイズ」など、民放キー局が一斉に類似番組を放送し、「どのチャンネルを見ても同じ」と揶揄される状況が一部で発生している。 具体的には、日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』の成功により同種の「海外情報バラエティー番組」が急増した。コロナ禍の影響で現在は減ってきてはいるものの、2015年の4月編成の時点では1週間の番組編成表に、民放局で17本もの海外情報を扱ったレギュラー番組が並ぶ状況に陥っていた。 インターネットの普及など、メディアや娯楽媒体の多様化の影響により、「テレビ離れ」現象が指摘されている。特に若年層を中心に「見たいものがない」といった、テレビ番組に対する不満が高まる中、全体的な「視聴率」も低下傾向にあり、2020年の電通の発表によると、テレビはインターネットに広告費で凌駕されている。 現状まだ基幹