最高裁判所、修習専念資金の被貸与者450人へのメール一斉送信でうっかり法曹関係者の個人情報を流出させてしまう
2.5次元舞台の歴史──テニミュ、ペダステ、薄ミュ、刀ミュ、刀ステ……ゲームや漫画、アニメと歩む平成が生んだ新文化 現在、女性向けゲームのヒット作品は、「2.5次元」【※】と呼ばれる舞台作品として上演されることが多くなりました。 たとえば、平成最後の第69回NHK紅白歌合戦に“刀剣男士”が出場したことは、多くのメディアでも取り上げられ、そこで「2.5次元」という言葉を知った方も増えたことでしょう。 ※2.5次元 2014年3月に発足した、一般社団法人「日本2・5次元ミュージカル協会」は「2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称」で、2次元の漫画やアニメを3次元の生身の人間が表現するものと定義している。また、協会代表理事の松田誠氏は「2.5次元という言葉はファンの間で生まれたもの」と『アニメ!アニメ!』の特別インタビューでコメント。雑誌媒体では、2010年に
『絶愛-1989-』そして『アンジェリーク』から『ヒプノシスマイク』まで── 平成の女性向けコンテンツを声優・速水奨と振り返る 日本中がバブル景気に湧いていた平成元年(1989年)。今から30年前のゲーム業界には乙女ゲームやBLゲームといったジャンルがまだ芽吹いていませんでした。 しかし、平成6年(1994年)、『信長の野望』などの歴史もので知られた光栄(現・コーエーテクモゲームス)が、女性向け恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』【※】をリリース。 直後に始まるインターネット普及期という時代背景に後押しされるように、女性たちのあいだで『アンジェリーク』はブームとなり、“女性向けゲーム”というジャンルの基礎を築いていったのです。 ※ アンジェリーク……1994年に光栄(現・コーエーテクモゲームス)からスーパーファミコン用ソフトとして発売された、恋愛シミュレーションゲーム。女王に仕える
ヨッピー:ちなみにこの辺が全盛期として、だんだん売り上げが下がってしんどくなって来るのってどれくらいからですか? 野嶋さん:うーん、2010年くらいからかな……。 ヨッピー:どういう要因で売れなくなるんですかね? にゃるらさん:諸説あると思うんですが、「泣き」とか「物語」を求めるオタク層が、ライトノベルに流れたのが要因として大きいんじゃないかと思うんですよね。 「平成のエロゲ」を振り返ろう【令和にも伝えたい】 | オモコロ 「ラノベがエロゲに取って代わった」――というエロゲ衰退ラノベ原因説。 けっこうあちこちで見かけるんですが、個人的にはちょっと疑問に思っているんですよね。 まずエロゲが衰退しはじめたのはいつごろでしょうか? 実は市場規模のピークは2002年だそうです。 アダルトゲーム:ユーザー人口増加も、不正利用の増加や、参入事業者及びコンテンツの減少等により、2002年をピークに市場規
クッパのイメージはスッポン。任天堂のキャラクタービジュアルの礎を作った、小田部羊一氏がみずからの仕事をふり返る 任天堂での21年間、小田部氏が果たしたかけがえのない役割 2018年10月13日(土)、京都国際マンガミュージアムにて“小田部羊一氏トークショー 〜ハイジからチエ、そしてマリオへ〜”が開催された。 京都クロスメディア推進戦略拠点、京都国際マンガミュージアム、ワンビリングが共催したこのイベントは、数々の名作アニメーションを手掛けたのち、任天堂に活動の場を移し、『マリオ』を始めとしたキャラクターを監修した小田部羊一氏の長年の創作活動をふり返るもの。 京都国際マンガミュージアムの研究員を務める應矢泰紀氏と、アニメーション業界で電子書籍アニメ原画集 E-SAKUGA企画・制作・販売などを手掛けるワンビリング代表藤田健次氏のふたりが司会進行を務め、第一部では、『どうぶつ宝島』や『じゃりン子
私が好きだったイナズマイレブンが死んでしまった。 無印の頃からイナズマイレブンが好きだった。 キャラデザはそんなに好きじゃないし(むしろアレスからのキャラの方が今風で好きかもしれない)、子ども向けの作品なのにキャラの過去や境遇が重くてなんだか辛くてエイリア編は一時は投げかけたけど、それでもなんだかんだでギャラクシーまで全部アニメを視聴して、ゲームも発売日に購入してプレイした。 推しもできて、推しが好きすぎて生まれて初めてグッズを大量に買ったのもイナズマイレブンだった。作品に幻滅した今も買い続けている。 イナズマイレブンのためにバイトも頑張って、ドでか缶バッジを何BOXも買った。 勿論、DVDも買ったし映画も見に行った。ほぼ毎月特集が組まれたりピンナップが付いてくる雑誌も買っていた。漫画版もやぶてん版の単行本を買っていた。今もイナペンはちょっと女性向け意識しているところは苦手だけど、灰崎君を
はじめに DIESKEによる「作画崩壊の形式的な分析に向けたノート」は、「「作画崩壊」概念の実相を描きだすこと」を目指し、前半では、作画崩壊をめぐる言説を整理し、この概念がある作画を作画崩壊かあるいはそうでないかを分類するための「分類概念」としては定式化困難であることを示し、後半では、ヴァルター・ベンヤミン の「理念」という概念を手がかりに、この概念を捉える作業を行なっている(DIESKE 2019)。 この作業は、しばしばアニメーション鑑賞者のあいだで議論の的になるような「作画崩壊」という概念を分析的に明らかにする試みとして、さらに、作画崩壊を精神分析的に捉え直そうとする試みとして、美学的にひじょうに興味深いものである。わたし自身、これまで作画崩壊を哲学的に考察したことがなかったが、触発され、いくつかのアイデアが浮かんだ。 本稿では、DIESKE(以下著者とする)の主張を参照しつつ、著者
声優の木村昴さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』にゲスト出演。自身も出演している声優ラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』について宇多丸さんと話していました。 #アフター6ジャンクション #アト6 お聴きくださいました皆さま、誠にありがとうございました!宇多丸さんという尊敬するレジェンドを前にし、ただただ小さく震えておりました…。#ヒプノシスマイク をまだ知らないという方は是非チェックして下さい!届くと信じ心込めております!#緊張と興奮の狭間顔 pic.twitter.com/YyBl6XctiR — 木村昴 (@GiantSUBAru) 2018年10月16日 (宇多丸)ということで木村昴さん、プロフィール紹介を宇垣さんからお願いします。 (宇垣美里)はい。1990年6月、ドイツ生まれの木村昴さん。2002年にミュージカル『アニー』に出演し、2005年4月より『ドラえもん』にて
中国オタク事情に関するあれこれを紹介している百元籠羊と申します。 今回は2019年最初の記事ということなので、昨年2018年の終わりにまた中国で大きな反応のあった「Fate/Grand Order(FGO)」についてや、それに関連した近頃の中国のオタク界隈において何かと問題になりやすい「中華的要素」「中国歴史文化ネタ」について、それから昨年中国で特に人気が高かった作品とその影響を振り返ってみようかと思います。 なぜ今回「Fate/Grand Order」は炎上しなかったのか、空気を塗り替えた「シナリオ担当:虚淵玄」の直前情報 中国でも大人気となっているFGOは、昨年11月下旬に日本版の最新ストーリーとして、秦をベースにしたシナリオと始皇帝をはじめとする新キャラが実装されました。 この件に関しては予告情報が出た時点で、ファンの間だけでなく中国のオタク界隈でも 「炎上する可能性が高く、そして炎
90年代に世界的なブームを巻き起こして以来、世界中に多くのコアなファンを持ち、ハリウッドの映画作家にも大きな影響を与えてきた、日本のゲーム、アニメ、マンガなどのサブカルチャー系コンテンツ。マンガからアニメへ、アニメからゲームへ、ゲームからマンガへ、多くのコンテンツがボーダーレスに、世界中で展開しています。 ガンダムやゴジラが登場したスティーブン・スピルバーグの『レディ・プレイヤー1』や、日本のマンガ「銃夢」を原作にジェームズ・キャメロンが製作する『アリータ』(来年2月公開)、さらには『機動戦士ガンダム』『進撃の巨人』の実写映画化など、技術の進歩とともにさらに多くの注目を集めている――と思うのですが。「ハリウッドで実写化!」された途端に、「なんか違う……」となってしまうのを、イヤというほど経験しているのも事実です。 マンガから出発し実写映画を製作、それを中心に世界的なビジネスとして展開してい
タイトルがすべてなんですが、以下述べていきます。 萌え絵はそもそも少女漫画の顔に男好みの体をくっつけたキメラ的な技法のもとで描かれています。 少女漫画の顔に大人の体、というキメラ的な描き方をしている、と指摘したのは大塚英志だったかと思います。 1990年代に萌え絵が発生しだしたと思うんですが、そのとき、リアルタイムで萌えキャラそのものに注目して文章にしていた人はかなり少なくて、大塚英志と東浩紀と斎藤美奈子くらいだったと思います。 わたしの実感ともそれはあっていて、萌えキャラは、はじめにときめきメモリアル、同級生というようなギャルゲーのタイトルを経て、その後エロゲーに発展していきました。 男好みの体、というと、わかりにくいかもしれませんが、ほっそりした華奢な体に、誇張された胸部が描かれている、という風に読んでください。 以前は、萌え絵が少女漫画のキャラの技法上にあること、そして、それにも関わ
クトゥルー神話って日本でどう広まったの?『デモンベイン』が安心感を与え、現代怪奇としての『クトゥルフ神話TRPG』がニコニコ動画にマッチし、『ニャル子さん』がブーストさせた【インタビュー:森瀬繚】 2017年でクトゥルー神話は誕生100周年を迎えた。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品に始まったその世界は、彼と彼の友人を繋ぐコミュニケーションツールとして広がり、やがてその世界は神話となった。 (画像はH. P. Lovecraft – Wikipedia より) こと日本では、アナログゲーム『クトゥルフ神話TRPG』や、テレビアニメ『這いよれ!ニャル子さん』の影響が大きく、クトゥルー神話自体には詳しくなくとも、「SAN値」というワード、あるいは「ニャルラトホテプ」といった名前などを一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。 (画像はクトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトーク
アニメやドラマ、映画などのロケ地を訪ねることを「聖地巡礼」と言うが、実は兵庫県香美町香住区も、あるアニメの舞台になったことがある。テレビ放映から既に10年以上が経過しているが、町には今も巡礼に訪れるファンが絶えない。香住観光協会は、舞台探訪マップや旅の思い出を書き残せるノート、作品に関連するグッズが当たるくじなどを用意。“聖地”から歓迎の意を表している。(黒川裕生) 【写真】登場人物をデザインした飛び出し坊やも町のあちこちに そのアニメとは、2005年に放映された、同名パソコンゲームが原作の「AIR」。さすらいの旅を続ける青年が、海辺の田舎町で出会った少女と交流するひと夏の物語-と思わせて、後半からは意表を突く壮大な展開に変わり、強烈なインパクトを残す作品だ。 この「海辺の田舎町」というのが、香住の風景と実によく似ているのである。制作会社などはロケ地を明らかにしていないが、2人が初めて出会
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く